全国高校野球 慶應義塾優勝おめでとうございます! | GLORIOUS MEMORY

全国高校野球 慶應義塾優勝おめでとうございます!


昨日、録画していた甲子園決勝戦を鑑賞。両チーム本当に素晴らしい戦いでした!

慶應義塾高校107年ぶり2度目の優勝、本当におめでとうございます!


今回の「慶應義塾のミッション」は、高校野球の誤った常識を「正しい真理」に変えることでした。

森林監督は、常々こう語っていました。


学校に校則がないのは、自分で考えて行動するため。全て自己責任である。

頭髪は、基本的に自由だ。各々に信念があって丸坊主にしているなら、それは良い。しかし、伝統だからという理由や丸坊主を強制する学校があるとしたら、今後の高校野球の発展を考えると非常に残念である。

高校野球は、スポーツマンシップを学ぶ場でもある。ところが、公然とサイン盗みのようなことが行われている。それらの非常識を変えていかなければならない。

(以上)


案の定、インターネットでは「同校の声援がうるさい」ことに加え、「丸坊主ではなく長髪が高校野球らしくない」「日焼け対策をしている」など、批判する声があがっていたが、それらの圧力を跳ね除け見事に優勝を果たし、正しい真理を実証されました。これは、森林監督のコーチング指導の賜物です。選手たちの高いテクニック(外発的技術・行動力)は勿論のこと、チームの守備力と瞬時に対処できるスキル(内発的技術・判断力)は、実に圧巻でした。

「勝負は結果が全て」ですから、上記のような批判の声は、全て負け惜しみであり見苦しい。


私が、常日頃から申し上げているように、社会における常識とは、全て人間の業(ごう)と欲の塊です。正に、学校の校則はそんな誤った常識から成り立っている。生徒を権力で押さえつけて支配するのは、もはや教育の本質から逸脱している。その延長が社会を歪ませ、更には政界の欺瞞と不正に繋がっていくのです。

未だに、過去の成功体験から抜け出せず、丸坊主を強制し、街中でも駅でも大声で先輩に挨拶をさせることが伝統になっている学校が多い。古き良き手法(技術)を残し伝えていくことは勿論大切であるが、古き害のある固定観念は錆でしかなく、それらは潔く捨てて常にアップデートしていかなければならない。

今回の慶應義塾高校の組織としての在り方は、一個人として非常に学ぶところが多く、社会においても良い影響力を与える素晴らしいものであると言えるでしょう。


純粋な精神で立ち向かう選手たちの戦いは、我々に勇気と希望を与えてくれます。それを見ることができて、私は幸せでした!

野球を通して、夢を追うのではなく1つの目的に向かって一生懸命努力することは、必ず「心の財産」になります。

今度はそれを糧にして、最後は「人生の勝利者」となれるよう心から祈っています。

高校野球は、本当に素晴らしいです!


島倉 学