飯田線は、奥深い山あいを走る国内屈指の秘境路線として広く知られており、沿線にはたくさんの秘境駅が点在します。

注)写真は小和田駅。


春や秋の行楽シーズンには飯田線秘境駅号が運行され、魅惑の秘境駅にピンポイントで立ち寄るので、連日超満員の高い人気を誇ります。

注)写真は大嵐駅にて秘境駅号。


また、普通列車に乗ってお目当ての秘境駅を思う存分に満喫する「秘境駅めぐり」が人気など、飯田線は秘境ロマンにあふれます。

注)写真は為栗駅。


本日は、伊那路1号飯田行きに乗って、豊橋駅から飯田駅間の素敵な景色を車窓動画でご案内します。



〜 伊那路1号の車窓 〜


こちらは豊橋駅4番ホーム。

特急伊那路が入線です。


伊那路1号飯田行き。


特急伊那路は日本一の鈍足特急。

愛知県の豊橋駅から静岡県の中部天竜駅を経て、終点の長野県の飯田駅まで秘境感が漂う山あいをのんびりと駆けぬけます。

ちなみに、特急なので秘境駅に停車することはありません。

それでは、国内屈指の秘境路線の旅に出かけましょう。


豊橋駅を発車。

飯田への長い旅路が始まります。同時に発車した東海道新幹線としばらくのあいだ並走します。

次の停車駅は豊川駅です。


特急伊那路は鈍足ですが、加速力があり直線だけは速いので、一瞬だけ新幹線に勝つときもあります。


一級河川豊川(とよがわ)を渡ります。

豊川(とよがわ)のバイパスとして整備された豊川放水路を渡り、国道247号小坂井バイパスの高架橋をくぐったあたりで名鉄線の線路とお別れします。飯田線はこのあたりまで名鉄線と線路を共有しています。

名鉄線も乗り入れる豊川駅に到着。
駅のすぐそばには豊川稲荷があります。

豊川駅を発車。
次の停車駅は新城(しんしろ)駅です。


砥鹿(とが)神社が有名な、三河一宮の市街地を走り抜けます。

新城市に入ると、東三河を代表する名山の本宮(ほんぐう)山が車窓に移ります。

まもなく、新城。

新東名、及び新城インターチェンジの開通で発展をし続ける、新城市の新城駅に到着。

新城駅を発車。
次の停車駅は本長篠駅です。


国道151号新城バイパスをくぐります。

新東名の新城インター接続ランプウェイと、新東名本線をくぐります。

大海(おおみ)駅を通過すると、長篠の戦いの舞台となった設楽原(したらがはら)です。
飯田線はこの先、線路がS字状に蛇行するので、あと二回ほど新東名をくぐります。

車掌さんから長篠城本丸跡についての案内放送があります。特急伊那路の車掌さんは、折を見て沿線の観光地の案内放送をしてくれます。


本長篠駅に到着。
本長篠駅は奥三河の名山の鳳来寺(ほうらいじ)山への最寄駅で、路線バスで表参道登山口まで行くことができます。