こんにちは。
今日は当院に来院されているリピーターの患者さんのお話です。
この患者さんは月2回ペースで健康維持を目的に治療されている方です。
先月初めもいつも通り電話予約がありました。
(患者さん)「先生、また、左耳が聞こえにくくなってもうた」。
そして、いつも通り5分遅刻で来院され診察してみるとこれまたいつも通り
の「風熱」絡みの耳の障害でした。
所謂、左耳(外耳道)を普段から汚い手でかきまくる事で耳の粘膜が損傷
してそこからばい菌が入り「風熱」と化してしまったのです。
また、この患者さんは普段から左耳をよく掻いておられ年に3回くらい左耳
の耳鳴り(風熱)を患って来院されています。
しかし、今回は耳鳴りではなく珍しく難聴でした。
風熱で1日おきに計3回鍼灸治療を施しましたが症状の改善はみられませ
んでした。
毎回、治療の後は風熱が取れ平脈になるのですが聴力が元に戻りません。
そこで、何か変なので耳鼻科に行ってもらうことになりました。
結果、5年分位の「耳垢」が左耳の奥に溜まっていてそれが聴力低下の
原因になっていたそうです。
本来、「耳垢」は殺菌性がある為「耳垢」の掃除のし過ぎはよくないと言われ
ていますが溜まり過ぎるのも問題だと今回勉強になりました。
(患者さん)「先生、耳鼻科に負けとったらあかんで」と大笑い。
そして、この日の治療は当然の如く某国の拷問並みにハードなものになって
しまい患者さん泣いておられました。
しばらく来院されないと思います。
耳のケアが大切だというお話でした。 おしまい。
島川はり灸院
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