手をつけてはいけない疾患(鍼灸) | 島川はり灸院(院長ブログ)

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堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

こんにちは

当院では年々この寒い時期は風邪をこじらせ「頭痛がとれない」

「微熱が続く」「肩こりが酷くなった」「身体の節々が痛い」など風邪

の症状を訴えて来院される方が増えてきています。

一昨日も当院の大家さんから電話で「身体がしんどい、動かれへん、

胸が痛い」と往診の依頼がありました。

時間がなかったのと面倒だったのもあり病院に行ってもらいました。

そして翌日、大家さんから「初期の肺炎やったわ」と連絡がありました。

これはチャンスだと思い往診セットを持たずに大家さんのもとへ。

問診すると入院するかどうか点滴で様子を診ている状態とのこと。

初期の肺炎の患者さんを診る機会は滅多にありませんし私も始めて

だったのでワクワクしながら脈を診させてもらいました。

結果、筋肉系の疾患に診られる脈状で呼吸器系の疾患に診られる

脈状ではありませんでした。

つまり、鍼灸で治すのは難しい疾患だと言えるでしょう。

鍼灸でも肺炎を治せる先生もおられるでしょう。しかし、鍼灸で

1週間以内に肺炎を治癒させることは難しいですし患者さんの体力

を考えると抗生物質や点滴での治療の方が断然治りが早いです。

高齢者の肺炎などは命取りになりかねませんから。

本日のテーマの「手をつけてはいけない疾患」の1つが肺炎や

気管支炎だと私は思います。

鍼灸で治せるものとそうでないものとの分別が肝要かと思います。

まぁ難しいんですけど。

そうそう大家さんですが今朝、入院されました(大笑)。

 

 

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