こんにちは。
11月に入り気候のほうも少しずつですが冷え込んできました。
うちの治療院でも来週くらいから灯油を点ける予定です。
さて、この寒い時期になると毎年カゼをこじらせて来院される
患者さんが多くなってきます。
リピーターの患者さんなら私を信頼してかカゼの初期に来院し
てくれる場合が多いです。
しかし、そうでない方の場合は１、２回の治療では改善できない
ほどのカゼを患って来院されるケースがほどんどです。
ここでカゼの初期を漢方医学でいえば「太陽病」と言います。
そして、この「太陽病」とは病が浅い部位にあり多くは発汗させ
てやれば治るカゼに属します。
症状は発熱、悪寒、身体の痛み、頭痛、汗無し、汗出、寝違え
症状、耳鳴り、難聴、筋肉の麻痺などが代表的なものです。
このカゼの初期の段階で治療を施せば治りが早いです。
しかし、この「太陽病」の時期を通り越してさらに病が身体の内
へ入り込むと「陽明病」や「少陽病」へと病が移行して行きます。
ここまでくると発熱や関節痛といった「太陽病」の症状はなくなり
口乾や便秘、手足の汗、悶え苦しむ、午後になると体温が上が
る、胸～脇にかけての痛みや引きつりなどの症状が出てきます。
カゼをこじらせて鍼灸院に来られる患者さんは前述した「陽明病
」や「少陽病」になられているケースがほとんどです。
数回の治療での改善は難しいといえます。
ですので「カゼを引いたな」と感じたら「太陽病」のうちに無理を
せずに治しきってください。
ここで話が逸れますが今日から全国で「ＱＵＥＥＮ」の映画「Bohemi
an Rhapsody」が上演されるみたいです。
たまりません！
この映画の主人公のフレディ・マーキュリーは確かAIDSを患って
最後はカリニ肺炎で亡くなったと記憶しています。
それだけ肺は他の臓器に比べ脆く病に罹りやすい臓器なのです。
日本人の死亡原因でも毎年、肺炎がトップ5に入っています。
皆さん風邪（カゼ）は早めに治療して治しきりましょう！
島川はり灸院
http://www.shimakawa-harikyu.com/