何度も登場する我が家の裏庭に

あるイチジクの木。

この子を私達夫婦は溺愛しています。


主人は私の両親、姉との確執も

あり中々に難しい人でもあって

事後何度も衝突し、現在も

微妙な関係ではあります。

ぶっちゃけ、わかり合える事は

少ないです。


でも、このイチジクへの思い入れ

に関しては共通なんですよ。

当たり前ですよね。

息子だと思ってるから。

普段何もしない主人ですが、

イチジクのお世話だけは本当に

真面目に一生懸命にやっていて

頭が下がります。


息子が空に還ったその年から

驚くほど甘く美味しいイチジクが

食べられました。

息も絶え絶えの日々。

主人と一緒に

美味しいね。美味しいね。

って、それだけしか言えない。

精一杯の言葉。


虫にやられて半分は生きていない

その木から、どうしてあんなに

美味しい実がなったのでしょう。

どうにかなってしまいそうな

気持ちの持っていきようのない毎日

だったけれど、あのイチジクの木の

生命力に救われて、何とか生きて

こられたのだと思うのです。


翌年、主人の頑張りもあって

(もちろん息子の力もね)

イチジクは豊作でした。

取っても取っても次々と熟してきて

毎日食べて、残りはジャムにして

冷凍して。

イチジクの実を巡り鳥ちゃん

(お空の子ども達)との戦いも

あったっけ。


そして今年、ですよ。

ふふん。良いんやない?

良い感じなんやない?


食べられるのはお盆過ぎぐらい
かなぁ。
息子ーっ!今年も美味しいの
頼むぞ!


おまけ。

イチジクの木にめっちゃセミの
抜け殻が付いてるんです。
もお、そんな時期ですか?

今日はセミの羽化を見ました。
美しい羽、これから飛び立って
行くんやね。