1年頑張った自分達へのご褒美として
京都に日帰り旅行をしてきました。

とても大切な妹のようなお友達と

一緒です。しかもね彼女、凄く

可愛いんですよ~。

 

方向オンチの二人。心配は尽きません。

果たして目的地に無事に辿り着ける

のか?

だけど、何となくですが自信が

あるのです。

いざとなったら息子が助けてくれる。

ひとつ、今回も頼むよ。

・・・そんな感じ。

 

今回の京都の目的は写経と

美味しいお蕎麦です。

写経のお寺を目指すものの、まぁこれも

びっくりするような、大変残念な

タクシーに乗ってしまい

ウソやろー?って事があったのですが

(イタズラ好きな息子の仕業でしょう)

何とか到着し、無事に心静かに

写経をする事が出来ました。

 

写経をしている間には、お空の子ども

達が大集合です。(勝手に招集して

ごめんなさい)

心地よい風が吹いてきたり

アゲハ蝶やハチが飛んできたり

ツクツクボウシが合唱したり

とっても賑やか。

そして、私の中で

 

二人共よう1年頑張ったなぁ。

 

と声が聞こえました。

息子を迎えてくれた祖母からの声

でしょう。

 

うん。おばあちゃん、ありがとう。

何とかここまで来たよ。

 

そんな風に答えました。

 

写経を終えて、そのお友達に

祖母の声を伝えたら、同じように

1年頑張ったなぁって自分が

思ったように感じたって。

でも、それはおばあちゃんからの

言葉やったんやね。って2人で

涙しました。

 

彼女もまた、とても辛い事がありました。

同じように、同じ事で心が震えます。

 

お空に還った人達は、此方の私達の

事をいつも見てくれているのです。

心配してくれています。

見えないけれど、聞こえないけれど

感じる事が出来るんだなぁって

思います。

 

写経を終えた後、2人で無言で

美しいお庭を眺めました。

心の会話をしているんだな。

お互いに気兼ねなく其々の心の会話が

できるこの空気感。

何て、心地良いんだろう。

彼女とは一生付き合っていきたい。

どうか、私の事を飽きないで

付き合っていてね。

それを願うばかりです。

 

そして、しっとりと心の会話を

しながらもお蕎麦屋さんまでの

道順やら、タクシーの事なんかを

考えちゃってる雑念が入る感じも

彼女も全く同じで笑えてきます。

 

心配していたタクシーも、とっても

良いタイミングで来てもらい

目的のお蕎麦屋さんのお席も

隅っこの一番落ち着く場所を

案内されて。

息子達、良い仕事するやん!

 

思っていた通り、凄くスムーズに

涙と笑いの京都ツアーが終了しました。

 

 

 

1年前の今頃は地を這うような生活を

していた私。こんな日が来るなんて

想像も出来ませんでした。

別に、スッキリ、サッパリ楽に

なったわけでは無いけれど。

そして、これからも感情の波に翻弄する

ことがあるだろうけれど。

でも、白黒の色のない世界からは一歩

前に踏み出せた気がします。

効かない!全然効かない!と感じていた

時薬。少しは効いてきたのかも

しれませんね

 

お子さんを亡くされてまだ日の

浅い方は今日も絶望の朝を迎えて

いると思います。

経験したものでしか分からない

絶望の朝。

本当に辛いものです。

でもね、少しづつ世界に色が付いて

きます。

少しづつ穏やかになってきます。

諦めないで欲しいのです。