ポルシェ初の市販水冷911である996
このクルマ、911としてはじめて日本の渋滞でも普通に使えるモデルとなった。やはり空冷では温度管理に難があり渋滞に捕まるとオイルが漏れる原因になるというメカニックもいるくらい。また幌車ですら窓が結露するほどエアコンが効くのも水冷ならでは。
一方で水冷故のトラブルもある。水廻りのトラブルは水冷エンジンでは避けられないし、この世代特有のトラブルがインターミディエイトシャフトの破損。いわゆるインタミ問題。
わたしもあんまりよくわかっていないのだけど、クランクシャフトとカムシャフトの間に中継シャフトがありそのベアリングの容量が小さくて破損するってことらしい。被害は惨劇というほかはなく、コンロッドがクランクケースを突き破り道路に全オイルをぶちまけるらしい。アメリカの社外品で大容量ベアリングを売っていると名車再生クラシックカーディーラーズで2代目メカニックのアントが言ってた。
日本ではサービスキャンペーンの名目で事実上のリコールがあったが期間限定で、かつ正規輸入車のみ対応。996からポルシェジャパンがインポーターになったためミツワは並行扱いとなり救済措置はなかった。
930ターボ友達とカブリオレツーリングの写真
手前の964とうちの白がミツワ、紺とガンメタの
2台はポルシェジャパン。ということはうちの白以外は正規輸入車。紺とガンメタの2台はサービスキャンペーンを受けて問題ないと言われたらしい。
今年に入ってその紺とガンメタの夫婦が見舞いに来てくれた。2組とも3年くらい連絡していなかった。
会わない間にひとりは癌が見つかり、もうひとりはついに996が壊れたと。インターミディエイトシャフトが折れてコンロッドでクランクケースを破壊したそう。後期カレラ4Sのカブリオレという希少車なので相場はわからないが、うちの売値では直りそうにない。
また業者が曲者で揉めているらしい。輸入車やるやつってまともな方が少ない気がする。少なくともわたしが付き合った中ではそう。
もうひとつ996後期で怖いのはこのヘッドランプ。
前期は986ボクスターと同じだが後期は996ターボと同じ型で中古品はまず出ない。光量が足りなくなったりして部品で取ろうとすると日本では片側27万円。ペリカンパーツでも1200ドルくらいの値段がついていた。うちの個体は継続検査に出したときテスター屋に光軸を頼んだら調整の細かい部品が欠損していて缶コーヒーのキャップで留めてあることが発覚し、結局友人からライトユニットを借りて通した。
水冷買うなら997後期以降が無難。誇張でなく空冷は一生もの。
また乗れるかなあ。うちの奥さんはもうクルマはいいって言ってるけどポルシェだけは買ってもいいと言っている。981なら手が届くかな。あるいは捨て値で2.5の986か。安っぽくなったけど普段使えるポルシェはやっぱり魅力ある。
やっぱりかっこいい。




