まず、愛する家族を守るために、


安全圏を出て闘うことです。


そして強者と組み、チカラを合わせて


幸福な生活を作り上げていくのです。




負けるが勝ちだと人は言うこともありますが、


敗北=地獄行き の可能性も充分有り得ます


自分だけが苦しむならまだしも、


家族を不幸にしてはいけません




この世で勝利していくためには、


自分にとって有利な条件を手放してはダメです。


正々堂々と自分の職業に向き合い、考え続けながら


ひたすら努力を重ねる必要があります。




頑張ったから負けでもいい、と考えてはいけないし


これが人生なのだと開き直ってもなりません。


偉大なる存在達に感謝の祈りを捧げながら、


愛するひとを守るために、


背水の陣で勝負に臨むことが第一に肝心なポイントなのです。


やってやろうじゃねえか!そう思いませんか?(^ー^)




shimadryu

 

 

結華は、簡素な夕食を食べながら、姫と彼氏について考えていた。(隆くんの言ってることは分かってきたし、姫の言葉が隆くんの言葉遣いと全然違うことも把握した。じゃあ、本当に私の娘が宇宙から来たの?マジで?信じられないよ…)少し嬉しい気もする結華。(隆くん…、信じてみるよ!私は貴方を信じる。隆くんの言う姫のことも信じてみるよ…)明るい気持ちが彼女を包み込む。

 

 

自宅に父と娘は帰り、姫はまた自分の部屋を作り始めた。隆一は煙草を一本吸う。謎めいたこの状況に、彼は驚きを禁じ得ない。煙がフワフワと空中を漂う。灰皿に煙草を消し入れ、ベッドの上で横になる。

 

「お父さん、私、ここで暮らすからね」

 

娘の言葉に、ああ構わないよと許可する隆一。姫は天井の部屋が出来上がったので、自分も父の真似をして横になる。ふと、姫は(稼がなくちゃ!必要なモノを揃えるために)と気付き、

 

「お父さん、ちょっとお金儲けしてくるね」

 

と言ったかと思うと窓から外に出て消えてしまった。

 

隆一は、(お金儲け…?どうやって儲けるんだ…?)と疑問に思う。

その時、携帯が鳴った。母からだった。急いで電話をとる。

 

母からの電話内容は、元気にしているか、ちゃんと食べているか、であった。

大丈夫だよ、と母を安心させて電話を切った。

 

 

その後、結華とのメールのやり取りをして、隆一は眠りに就いた。

風呂に入ることも歯磨きをすることも完全に忘れていた。

 

 

ちなみに、隆一の住んでいる地区は工業団地の為、夜は人が少ない。少し歩いて出て行けば街中なのだが、今夜は眠ることにした隆一である。

 

 

ツイッターやフェイスブックのメールが次々入る中、彼は深い眠りに入っていく。

不遜にも、大金持ちになって何不自由無い生活をする夢をみていた。

 

 

 

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もうダメだ、何もかも投げ出してしまいたい……


そう口にした時に、激励してくれたひとがいる


激しくそれを怒り、涙を流しながら、


「頑張って欲しい、諦めないで欲しい」と


そう励まされた時に、私は涙が止まらなかった




辛い気持ちになると、必ず慰めたり笑わせたりしてくれるね


「ありがとう、頑張るよ」と、何度も誓った


自分が情けなくて悔しくて、


どうしようもなくて、けど


異性からの愛を抱き締めた




本当は人にしっかり教える程の知識は無いんだけど、


知恵を振り絞って、私は色々仕事しているんだ


マイナス面が多いと感じてるから(自分自身に)


ポジティブに明るく生きようと努力する




幸せを掴むにはまだ足りないものが多いけど、


今あるものに感謝をしたい


今、支えあっているひとに「ありがとう」と態度で伝えていこう


ふと、心が暖かくなり、胸が痛くて熱くなっていく




shimadryu
 
 
「ねえ、娘…?あ、そうそう、姫って呼びたいな。
 
姫と話させて」
 
好奇心一杯になった結華は彼におねだりした。
隆一は、建築中の少女に、
 
「お母さんがお話ししたいらしいぞ。俺がそのまま伝えるから、
 
お母さんに何か伝えたいこと言ってくれよ」
 
少女は、うん、とうなずいて、建築途中の部屋の中に座り、隆一に
 
「お母さんとお話ししたいって伝えて」
 
と言う。
 
「お母さん、私はお母さんのこと大好きだよ。
 
いっぱいお話ししようねって伝えて」
 
隆一は、そのまま結華に伝える。結華は(へえ…、隆くんがそんな言葉遣いする訳ないし…、びっくりだわ!もっと突っ込んだお話ししよう)と考えた。
 
「ねえ、姫。お母さんが姫のこと、自分の娘だと思っていい?」
 
と聞いてみる。隆一は、姫が言いたいことを上手く伝えてみる。会話はどんどん進むが、彼は疲れてきた。
 
「結華、俺、疲れてきたからコーヒー飲んでいい?」
 
彼女は仕方ないと思い、飲んできたら?と妥協する。
彼は、コーヒーを買いに行くことにした。丁度、家の近くに自動販売機があるので、一度電話を切って甘い飲み物を飲みに行く。
姫が私もついていくー!と言うので、一緒にマンションの外に出る。
5月の爽やかな夜風が父と娘に吹き付ける。
娘は、
 
「私のこと、お父さんも姫って呼んでね。お母さんが名付けてくれたから、気に入ってるんだ」
 
と屈託のない笑顔を見せる。
隆一は、コインを握りしめ、姫に初めて見せる笑顔で微笑みかけた。姫もニコッと笑った。
 
愛とは何だろう…?隆一は、ふとそんなことを考えてみたりしながら、硬貨を機械に入れてコーヒーを一本買って飲んだ。脳が元気になった感じがする。姫は周囲を見渡して、人があまりいないね、とつぶやく。 
 
 
 
 
 
「あー?」
 
彼はキレているため、また怒鳴る。しかし、少し落ち着いてきた。
彼女は笑う。
 
「ねえ…、じゃあ、さっきの話、マジなの?」
 
少し、可笑しくなって結華はクスクスと笑い泣きする。
彼が、泣いてるのか?と聞くと、彼女は、うん…と呟く。
 
「だって、本音は別れたくないんだもん」
 
ふくれながら恋が再燃する彼女に、隆一はあきれたが、
まあいい、話し合おうと思い直して説明を再開する。
 
「どうも、俺のところに今いる娘は、俺にしか言葉が伝えられないらしい」
 
ぷーっと笑う彼女。
彼が、何がおかしいのかと聞くと、彼女は
 
「それは、隆くんの妄想でしょ。妄想女」
 
そう言って、またぷーっと笑う。彼はむくれて、
 
「けど…、俺には見えたり聞こえたりするんだよ。
ほら、俺の側に寄って来たよ」
 
ぷぷぷーっとまた笑う彼女。本当なんだ!と力説する彼に、
 
「じゃあ、隆くんの言う私達の娘が、
私に伝えたいことを、隆くんが話して伝えて」
 
え?となる隆一。
 
「だからさ、隆くんが代わりに話して」
 
彼女は笑いながらそう言う。ふと彼が少女を見ると、少女は天井に登って、自分の部屋を作り始めている。
 
「えーと、今、天井に登って、自分の部屋を作ってるみたい」
 
結華は、(頭おかしいんじゃないの?)と思ったが、彼の頭は結構良いことを知っているので、多分心の世界を本気にしたんだと考えて、
 
「うんうん、ちゃんと聞くから話してね」
 
と、やっと心から笑って言った。もう、陽が沈みかけて夕暮れになるも、2人は食事も忘れて語り合う。少女はひたすら猛スピードで部屋を作り続けていく。