昨夜、妻から借りた小説を読み終えました。
正直、軽めの作品かなって舐めてかかってましたが、
期待以上に面白い作品でした。
この
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
は、帯にあるとおりとても売れていて、
12月には映画も上映されるそうです。
ここから先、少しネタバレがあるかもしれませんので、
読み進める場合はご注意ください。
この「ぼくは明日、・・・」は
時間の流れと人の記憶をモチーフに使った作品です。
同じように
時間の流れと人の記憶をモチーフにしている作品としては、
北村薫の「スキップ」(を含む「時の三部作」)
浅田次郎の「地下鉄(メトロ)に乗って」
あたりが私は大好きで繰り返し読んでいます。
今、大ヒット中の映画「君の名は。」(新海誠)も
時間の流れと人の記憶をモチーフにした作品です。
どの作品も、
主人公が時の摂理に抗う姿が感動的です。
「スキップ」の真理子は
「でも、でも ― 手をつなぐことは出来ない」
と、体育館のステージの上で男子生徒を諭し
「地下鉄(メトロ)に乗って」の真次は
岡さんの肩で泣きじゃくり
「君の名は。」の瀧は
御神体のカルデラの稜線で
「君の名は!」と叫ぶ。
そして、
「ぼくは明日、・・・」では、
高寿と愛美がそれぞれの“両端”で
様々な思いを堪えながら
それぞれの明日へ向かっていく。
どの作品も共通して、必死に抗いながらも
“世界がこうと決めた時間のルールの壁”
は結局越えることが出来ないのですが、
それでも
そこから歩みだす主人公たちからは
何故か希望の匂いがします。
そこに大きく心が動くんだと思います。
必死に抗うけど、打ちのめされて
それでも前を向いて 進んでいく。
強いなって思います。
何かに抗っている日常で、
少し勇気をもらえる
“時に抗う”4作品
「スキップ」(北村薫)
「地下鉄(メトロ)に乗って」(浅田次郎)
「君の名は。」(新海誠)
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文)
まだ読んでない、観ていない作品があれば、
ぜひ手に取ってみてください。











