おはようございます。
今朝は、こんな会話から。
(某課)・・・という内容で、これは全国的にも先進的で・・・
(財政)うちの市でどうしても必要なんですか?そんなに先進的な事業をやらなくてもいいんじゃないですか?
(某課)いや、・・・の調査の結果、他ではあまり例がないものの、この事業が当市の課題の解決には有効かつ・・・
(財政)某課さんが頑張って市のリーディングプロジェクトを進めているのは理解しています。
(某課)そうなんです。市長も議員さんも期待してくれているんですよ。ここで新しいさらに事業を立ち上げないわけには・・・
(財政)でも、課としては既に1年間にできる事業の限界を超えているんじゃないですか?予算が付いたとして、本当に事業を遂行できるんですか?
(某課)もちろんです。
(財政)いや、もうそんなに仕事を増やさなくていいんじゃないですか?
(某課)・・・・・・
(財政)そんなに働きたいんですか。今だって課のスタッフは皆、月に80時間も残業しているじゃないですか。
(某課)でも・・・この事業をやらないと・・・
※全て架空の会話です。
自治体で毎年行われる予算要求の財政当局担当者と予算を要求する所管課担当者との折衝のやり取りを、想像で作ってみました。
さすがに、この文章のように、「働かなくても・・・」という言い方をする財政担当者はいないかもしれませんが、
予算が付く=新しい仕事が増える
というのは、ある程度、真理だったりします。
普段は外部からの依頼にも庁内からの依頼にも、
「私たちの所管ではありません」
「今はそんな余裕ありません」
といって新しい仕事をシャットダウンしているのに、予算要求のときだけ新しい仕事をしたがるなんていうこと、周りで見かけませんか?
自治体ではそろそろ予算要求の時期。
どこの庁舎でも、様々な思惑が渦巻く予算要求ですが、無駄の無い筋肉質な予算が多くの自治体で組まれますように!