テレビ・新聞・雑誌と「映画」を10倍楽しむ。鬼滅の刃編Ⅲ
明けましておめでとうございます。本年もBlogにお付き合いのほどお願い致します。
さて、「鬼滅の刃」の興行収入の分け方を推察してみようと思います。他人の懐具合を推し量って楽しむのは庶民の常です。
映画館側が半分もっていくのが常識
正月興行で350億円に届くでしょう。
分け前を見るにはルールと固定費をみます。まず劇場の取り分は興行収入の半分です。映画館を維持するのは、大変な固定費がかかるのでこのくらいは必要なのです。
推測の域を超えませんが制作費が5億円、広告費が2億円とみます。
配給側は劇場の取り分を除いた額の20%をもらうことになっています。
アニメの製作プロダクションは資本力が比較的小さいのでので、総出資額の1割くらいの負担かと思われます。
興行収入350億円をこれらの計算式に入れてみます。
劇場側 350億円×0.5=175億円
配給側はのこりの20%
配給は東宝とアニプレックスの2社
(配給=興行収入−劇場分)×0.2=35億円 均等分けで17億5000万円ずつ
製作費、広告費は配給側の差配
製作費と広告費は配給から出します。
5億円+2億円=7億円
製作委員会はあと山分け
出資社(アニプレクックス、集英社、ufotableの3社)で構成される「鬼滅の刃製作委員会」に入るのは
興行収入−(劇場分+配給分)=140億円
この140億円−(製作費5億円+広告費2億円)=133億円
ufotebleが1割出資したとして取り分は13億3000万円
残りは集英社とアニプレックスの山分けで59億8500万円ずつ。
東宝 17億5000万円
アニプレックス 17億5000万円+59億8500万円=77億3500万円
集英社 59億8500万円
ufotable 13億3000万円
ソニーの株が大発会のあと上がるかも知れません。アニプレックスはソニーの子会社です。
大方の予想は似たようなものでした。製作プロダクションに成功報酬が払われるだろうという見方もありました。まあザックリした予想なのでお年玉の福袋くらいに考えてください。