臭気判定士試験対策 悪臭測定概論11 臭気判定士過去問題 臭気判定士試験問題集
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臭気判定士試験問題 過去問 令和4年予想問題 2022年試験問題対策 臭気判定士試験
◎グラフの読み取りと計算(臭気指数・閾希釈倍数、6段階臭気強度表示方法と認知閾値の関係など)
H14、H15、H16、H17、H18、H19 、H21、H22、H23、H25、H26、H30年出題。令和4年は出る。
◎通常、6段階臭気強度の臭気強度1の時の臭気物質濃度が嗅覚閾値濃度とする。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。
◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logS
○6段階臭気強度の「0」は、無臭
「1」は、検知閾値(やっと感知できるにおい)
「2」は、認知閾値(何のにおいかがわかる弱いにおい)
【問9】4種の臭気物質A、B、C、Dについて、臭気成分濃度と臭気強度との間には下 図のような関係があるとする。図から判断されることとして、次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2022年予想問題
A Cの認知閾値は0.01ppm程度である。
B Bは0.1ppm未満の濃度ではにおわないと思われる。
C Cの0.01ppmの試料とBの10ppmの試料では、前者の方が強くにおう。
D A~Dがそれぞれ臭気強度4のとき、臭気指数が最も小さいのはAである。
E Aの検知閾値は0.01ppm程度である。
A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-誤-正
5.正-正-誤-誤-誤
6.正-誤-誤-正-誤
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤
【問10】ある臭気物質AとBにおける物質濃度(ppm)と6段階臭気強度との間に、図1の関係があることが分かっている。この臭気物質AとBについて、臭気強度1を検知閾値として臭気強度と臭気指数の関係を求めた結果を図-2に示す。
臭気物質の種類と図2に示した直線との組み合わせとして、適当なものは次のうちどれか。 令和4年予想問題
1.A-Ⅰ、B-Ⅱ
2.A-Ⅱ、B-Ⅳ
3.A-Ⅲ、B-Ⅰ
4.A-Ⅴ、B-Ⅳ
5.A-Ⅲ、B-Ⅱ
【問11】4種の臭気物質a~dについて、臭気物質濃度と臭気強度との間には下図のような関係があるとする。この図を用いて、臭気物質a~dが各々1ppmの濃度となるように調整された4つの試料から臭気指数を推定し、小さい方から2番目となる臭気指数の値を答えなさい。
なお、解答は有効数字二桁で求めなさい。ただし、臭気強度1に対応する臭気物質濃度を嗅覚閾値濃度とする。 R4年予想問題
【問12】ある臭気物質について、臭気物質濃度と6段階臭気強度との間に下図のような関 係がある。この臭気物質について、臭気強度1を検知閾値として、臭気強度3のときの臭気指数の推定値を求めなさい。
解答は有効数字二桁で求めなさい。 令和4年予想問題
【問13】ある臭気物質について、物質濃度と6段階臭気強度との間に下図のような関係が あることが分かっている。この臭気指数が20の場合、臭気強度として最も近い値は次 のうちどれか。2022年予想問題
ただし、6段階臭気強度の「1」に対する濃度を検知閾値とする。
1.1.5
2.2
3.2.5
4.3
5.3.5
【問14】下図は、プロピオン酸と硫化メチルについて、実験で求めた物質濃度と6段階臭気強度による臭気強度との関係をプロットしたものである。下図から判断されることとして、次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和4年予想問題
A プロピオン酸の0.01ppmの試料と硫化メチルの1ppmの試料では、後者の方が強くにおう。
B プロピオン酸と硫化メチルの臭気強度は、この実験において物質濃度の対数とほぼ直線の関係にある。
C 硫化メチルの認知閾値は、0.002ppm程度である。
D 硫化メチル10ppmの臭気指数は50程度である。
E 臭気強度0の硫化メチルの物質濃度は0.00001程度であると推定することができる。
A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-正-正-誤
6.正-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤
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解答
問9-6
B:Bの検知閾値0.1ppmなので、0.1ppm未満の濃度ではにおわないと考えられる。
C:Cの0.01ppmの試料は臭気強度2、Bの10ppmの試料では臭気強度4なので、後者の方が強くにおう。
D:通常、臭気強度1の時の値が嗅覚閾値濃度になる。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。
臭気強度4のとき
Aの閾希釈倍数は、100/0.01=10000
Bの閾希釈倍数は、10/0.1=100
Cの閾希釈倍数は、1/0.001=1000
Dの閾希釈倍数は、1/0.0001=10000
◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logSになるので、
臭気濃度(閾希釈倍数)が最も小さいBが、臭気指数も最も小さい。
問10-3
◎通常、6段階臭気強度の臭気強度1の時の臭気物質濃度が嗅覚閾値濃度とする。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。 ◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logS
Aは臭気強度4のとき、臭気物質濃度は100ppmなので、
閾希釈倍数は、100/0.01=10000
◎臭気指数N=10×log10000=10×4=40
Bは臭気強度4のとき、臭気物質濃度は30ppmなので、
閾希釈倍数は、30/0.1=300
◎臭気指数N=10×log300= 10×(log3+log100)=10×2.48=24.8=25
(log3=0.48)
問11-20
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。 ◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
aの閾希釈倍数は、1/0.0001=10000
bの閾希釈倍数は、1/0.001=1000
cの閾希釈倍数は、1/0.01=100
dDの閾希釈倍数は、1/1=1
cが臭気濃度(閾希釈倍数)が2番目に大きい。
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logS=10×log100=20
問12-10
通常、臭気強度1の時の値が嗅覚閾値濃度になる。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。 臭気強度3のとき、臭気物質濃度は1ppmなので、
閾希釈倍数は、1/0.1=10
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 (log3=0.48)
N=10×logS=10×log10=10×1=10
問13-4
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logS
20=10×logS
◎通常、6段階臭気強度の臭気強度1の時の臭気物質濃度が嗅覚閾値濃度とする。
嗅覚閾値濃度は、図より0.1となる。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。 ◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
臭気強度3のとき、臭気成分濃度が10
閾希釈倍数(臭気濃度)=10/0.1=100
N=10×logS=10×log100=20
臭気強度3のとき、臭気指数が20になったので、臭気強度は3。
問14-2
A:プロピオン酸の0.01ppmの試料は臭気強度2、硫化メチルの1ppmの試料では臭気強度がほぼ4なので、後者の方が強くにおう。
D:硫化メチル10ppmの臭気指数は50程度である。
通常、臭気強度1の時の値が嗅覚閾値濃度になる。
◎閾希釈倍数=(臭気成分濃度)/(その臭気成分の嗅覚閾値濃度)で求まる。
閾希釈倍数は、10/0.0001=100000
◎閾希釈倍数は、単一であれば、臭気濃度と同じになる。
◎臭気指数:N、臭気濃度:Sとすると、 N=10×logS=10×log100000=50
E:臭気強度0の硫化メチルの物質濃度は0.00001程度であると推定できるが、臭気強度0は、「無臭」であるので、推定できるとは言えない。