鋳鋼の電熱器で加熱・溶解するときの式
    3600PTη=m{c(θ2-θ1)+q}
 P:電熱器の出力[kW]、T:加熱時間[h]、η:電熱器の効率(小数) m:鋳鋼の質量[kg]、c:鋳鋼の比熱[kJ/kg・K]
 θ1:加熱前の温度[℃]、θ2:加熱後の温度[℃]、
 q:溶解潜熱[kJ/kg]

問1 誘導炉により500[kg]の鋳鋼を通電後30分で融解するのに必要とする電力は何[kW]か。ただし、鋳鋼の溶解前の温度は20[℃]、溶解潜熱は314 [kJ/kg]、比熱は0.67[kJ/kg・K]、融点[1535℃]、誘導炉の効率は75[%]とする。        S38、H15、S57,S63類




3600×P×0.5×0.75=500{0.67(1535-20)+314}
   ∴P=492[kW]

問2 電気炉により5[t]の鋳鋼を完全に融解させるのに必要な電力量[kWh]の値として、最も近いのは次のうちどれか。ただし、鋳鋼の溶解前の温度は30[℃]、溶解潜熱は335[kJ/kg]、比熱は0.50[kJ/kg・K]、融点1530[℃]、誘導炉の効率は80[%]とする。          S48




3600×PT×0.8=5000{0.50(1530-30)+335}
   ∴PT=1884[kwh]


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