日産の変化を消費者に知らせるべく、頑張りまっせー!的なCMを流し始めた。
TOYOTAとの契約が切れた木村拓哉を使い、歴代の日産車を登場させ、これから
日産は突き進むぞ!と言った趣向だ。
「やっちゃえNISSAN 幕開け」編らしい。
フレーズはかわらず、やっちゃえ!である。
日産ファンである僕は少し感動してしまった。
CMの作りが良く、木村某の事は好きでも何でもないが、CMの中のセリフには違和感なかった。
おー、良いCMじゃんか。。
ちょっと「ジン」と来てしまった。
ん?
でも何か違和感あるぞ?
考えてみればこのCMはずいぶん皮肉たっぷりな内容だと思う。
出てくる車が今回はサファリ、S130 フェアレディ Z、KPGC10 Skyline GT-RとR32 Skyline GT-Rだ。
この4台は。。。
サファリは日産車体で開発、生産していた車である。
フェアレディ Zは Z32まで同様に日産車体の開発、生産。
Skylineはご存知の通りPrince自動車の発祥であり、KPGC10は正にPrinceの車。
R32はPrince出身の伊藤修令が主査を務めて作った車。
純粋な日産の車がCMに出てこないのである。
意図的なものはないはずだが、この4台が幕開け編に出てくる車と言うのはどんなもんか。
日産ならBluebirdやセドリック辺りでは駄目だったか?
駄目なんだろうなあ。
この2台が出てきても「これ何だっけ?」と言う方が多いだろう。
(サファリも似たようなもんだが、まだ海外では売られている。)
日産がこの4台を選択した意図が何であるが知らぬし、幕開け編以降、続編があるかもしれない。
でも最初に日産の顔としてこの4台を出演させたとしたらちょっと皮肉めいている。
4台の出自なんぞもう誰も知らんだろうし、気にしないだろう。
でも日産の顔であることに異論はない。
正しい選択であったと思うが、日産はもう一度足元を見つめ、自分たちが作ってきた歴史を
振り返り、何が強みで、何が劣っていたか、そして市場は何を求めているのか見つめなおして欲しい。
ルノーとの提携はしばらく崩れないかもしれないが、シナジー効果を更に発揮できるように、三菱を
組み入れた形でうまく回して欲しい。
但し、ルノーがあまりにも情けない体たらくであり、今後の提携の指針は日産が舵を取るべきである。
安物Datusn Brandの廃止、ロシアでの訳分からん車も生産中止し、自らの体力に見合った、
日産らしい愚直な、乗るといいじゃん、と思わせる車を提供して欲しい。
がんばれー!
 
日産ムラーノ
初代は素晴らしいパッケージングで驚かされた。しかし室内は簡素で、ハリアーには敵わなかった。
2代目は多少豪華になったが、アメリカしか目をむいていないため、これも日本では人気はイマイチ。
その後国内から姿を消した。
こいつは2016年発表なのでもう古いが、我慢して売り続けることも大事なんだよね。
一旦途切れると、営業が大変なんだからさ。
 
S130 240ZG
大好きな車です。GノーズのおかげでCd値下がったらしいが、オーバーフェンダーで
最高速が伸びなかったそう。
長いL24型収めるためにこんなに長くなった。
 
KPGC10 GT-R
もう最高です。単なるノスタルジーかもしれないが、実車目の前にすると手を合わせたくなります。
信者だな。やはり。
 
R32 GT-R
色んな意味で奇跡の車だったなあ。。
当時の日産の全てを注ぎ込んで、レースで勝つ事を明確に目標された。
2600ccはレギュレーション適合ため、4WDは500PS以上路面に伝えるため。
まさにGT-Rである。