立夏の過ごし方 | しまばら薬局 健康ブログ

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本日、5月6日頃から5月20日頃までは『立夏』です。

立夏は薫風に新緑ひらめく、一年で最も爽やかな季節ですね。

中国語で「立」は「はじまり」という意味があり、文字通り『立夏』は”夏のはじまり“。

暦が夏へと移り変わり、陽のエネルギーが満ち始めます。

 

 

立夏はゴールデンウィーク期間にスタートするので、新生活で疲れた体を休めるチャンス。

その反面、長い休暇は生活リズムやメンタルバランスの崩れを招くこともあります。

この時期に生活リズムが崩れると、“五月病”に見舞われることがあります。

主な症状は睡眠トラブルや憂うつ感、不安感などですが、ただの五月病だからと養生せずに

無理をし続けると、梅雨で悪化してしまうこともあります。

五月病の症状が現れたら、まずは自身の生活を見直してみましょう。

 

 

 

 

■基本は『早寝早起き』

夏といっても本格的な夏とは違い、気温差も激しく朝方はまだ肌寒い日もありますよね。

こうした時期は自律神経が乱れやすいため、自然に合わせた起床を心がけましょう。

朝は日の出とともに目覚めるのが理想的です。

不眠にお悩みの方は、朝に疲れが残っていたり、なかなかスッキリ目覚められないという方も多いでしょう。

就寝時間の90分前にしっかりと湯舟に浸かったり、入浴後にはストレッチをすることもおすすめです。

 

5月5日は「菖蒲湯」に入る習わしがあります。

菖蒲には邪気を払い厄除けの力があると信じられていて、入浴することで1年中健康でいられると言い伝えられています。

実際に菖蒲の根を乾燥してできる生薬「菖蒲根」「白昌」には、リラックス効果・血行促進・肩こり・腰痛予防・冷え性・筋肉痛・リウマチに効果を発揮すると言われています。

 

 

 

 

 

■立夏に食べたい食材

 

パセリ血を補いストレスに負けない身体に

香りのよいパセリは肝を養って血を補い、血の巡りを促します。胃腸の働きを助ける働きがあるので胃もたれ改善にも効果的です。

 

いわし脾を養い気力を回復

弱った脾を養って気血の生産を促し、体と心の元気を回復します。また血の滞りを解消して痛みやコリ、シミを軽減します。

 

アボカド高い栄養価で疲労回復に最適

森のバターと呼ばれるほど栄養価が高く、気を補って消耗したエネルギーを回復させます。腸の粘膜を保護する働きもあり、便通改善にも効果的です。

 

 

ストレスからくる五月病には「牡蠣ごはん」もおすすめです。

五月病には血を補って精神を安定させてくれる牡蠣がぴったり。

脾の負担になるフライは避けて、炊き込みご飯や煮物にしましょう。

 

 

 

■夏の体調管理に漢方を

立夏からは「」や「小腸」に負担がかかりやすくなってきます。

漢方の世界では「心」は心臓や血液のような循環器官だけでなく、「神(精神)」の働きも司ると考えられています。

そのため、動悸・息切れやイライラしたり不眠のような精神症状を引き起こします。

そして「小腸」は消化以外に免疫にも関与するため、小腸の機能低下は栄養分の消化不良だけでなく、夏風邪や皮膚トラブルの一因となります。

 

体の不調は毎日の食事や生活習慣を整えることで未然に防ぐことができますが、気をつけていてもなかなか改善しなかったり、自分ではどうすることもできない環境の変化やストレスなど、対処することが難しい場合もあると思います。

 

そんな時こそ、漢方薬がおすすめです。

漢方薬は体が本来持っている“治す力”を高め、“自然な状態”を取り戻す大きな助けになってくれます。

当店では、ご自身に合わせた漢方薬を継続していただくことで、こうした季節のトラブルや体調不良が起こりにくくなったとお喜びいただいています。

まずは当店までご相談ください。お電話でも受け付けております。