『酵素』といえば、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか。
当ブログでも度々登場する『酵素』ですが、なんとなく「身体にいいもの」と想像する方が多いと思います。
私たちの体内では絶えず酵素が作り出されていて、その種類は何と数千種類にも及びます。
その働きは一体どういうものなのでしょう?
■「生命あるところに酵素あり」!
生きていくためには、『食べること』が必要不可欠です。
食べた物を消化・吸収し、栄養素を分解・合成することで身体を作り、生命活動を維持していますよね。
こうした当たり前のように起こっている化学反応にはすべて、酵素の力が働いています。
私たちにとって酵素は、「命の源」とも言える重要な物質なのです。
■酵素の種類
酵素はその働きにより大きく3つにわけられます。
・消化酵素・・・食べた物を吸収するために消化・分解する役割を持つ酵素。
・代謝酵素・・・体内に吸収された栄養素を内臓や筋肉などの組織に届け、正常に働く手助けをする酵素。
呼吸、身体を動かす、怪我を治す、新陳代謝の促進、解毒などにも重要な働きを担う。
・食物酵素・・・食材に含まれる酵素。消化酵素と代謝酵素をサポートする役割がある。
これまで、酵素は必要な栄養素さえとれば「体内でいつでも作られる」と考えられていました。
しかし、20世紀後半、アメリカのエドワード・ハウエル医学博士の研究により、『体内で一生に作られる酵素の量は限られており、さらに遺伝子によって生まれつき作ることができる量も人それぞれ異なる』ことがわかっています。
■酵素不足チェック!
・便秘
・おなら、便がにおう
・痩せにくく太りやすい
・食後、身体がだるくなり胃もたれ・胸やけがする
・不眠、寝つきが悪い
・疲れやすくカゼを引きやすい
・むくみ、冷えが気になる
・集中力がない、いらいらしやすい
・月経不順
・肩こり、筋肉痛が起こりやすい
これらが当てはまる方、過食・偏食・間食など、乱れた食生活、生活習慣に心当たりがありませんか?
体内では、限られた酵素の中からまず優先的に『消化酵素』が作られ、残った分が『代謝酵素』にまわされます。
現代は飽食の時代、さらに欧米化が進み肉を食べる習慣が増えました。
それに加え、インスタントや添加物などを多く含む加工食品、スナック菓子などの過食で消化酵素を
使い過ぎてしまう傾向にあります。
すると必然的に、身体を正常に保つために必要な代謝酵素が不足してしまいますよね。
代謝酵素には先にお伝えした通り、身体をつくる他に、身体の悪い部分を修復し、病気やケガを治したり、解毒をする役割もあります。
つまり代謝酵素の不足は、様々な身体の不調に始まり、やがては生活習慣病へとつながる原因になると言えるのです。
■酵素不足は血液ドロドロにする?!
酵素不足により、十分に消化しきれなかった炭水化物、タンパク質、脂肪などは未消化のまま吸収されます。
プラークと呼ばれる塊になったり、赤血球同士をくっつけて血液をドロドロにする原因になります。
そして血中をただようプラークは、周りの異物も吸着すると言われ、顕微鏡で観察すると、排気ガスや煙草のタールで真っ黒になった塊が見られます。
さらに酵素が不足した状態が続くと、赤血球自体の寿命も通常の半分まで縮めてしまうこともわかっています。
老廃物の大きなかたまりに煙草のタールや排気ガスなどがくっつき、黒くなったもの。
画像:雑誌『健康』2000年10月号より
血液サラサラの状態
■酵素不足を補う『酵素飲料』!
私たちの命を支えてくれている『酵素』。
「消化酵素」を節約し、「代謝酵素」を増やすためには、基本の食事・運動・睡眠の改善が大切です。
そして当店がおすすめするのは、酵素の働きをサポートする「酵素飲料」です。
数十種類の野菜・果物・海藻類を発酵させた言わば『消化済み(これ以上分解できない)』の状態なので、消化酵素の節約になり、その分疲労回復などの代謝酵素にまわすことができます。
風邪などで消化能力の落ちたときや、病中病後、食欲がない時にも食事代わりとして利用できます。
いつまでも健康的で元気な体作り、現代病を克服するカギは、『酵素』にあります!
酵素の無駄遣いをなくし、上手に取り入れていきましょう。
そのサポートとして、『酵素飲料』をぜひご活用ください(^^)!
次回は、酵素飲料を使った、いろんなアレンジ酵素レシピをご紹介します!!