学活・各種便りの話題にどうぞ その257 | shima-tの 中学校道徳研究

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「社会生活」に関するお話、再び雪の日バスの中での出来事、です。


A新聞 1月20日 読者の「声」より
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 乗客を気づかう運転手に感動 高校生 (東京都 17歳)

 先日、首都圏に大雪が降った。翌朝、積雪で家の庭はまぶしいほど白く輝いていた。私は交通機関の遅延を予想し、いつもより早めのバスに乗ろうとした。しかし停留所には予想以上の長蛇の列。やっと乗れても大渋滞に巻き込まれ、30分で信号1つ分しか進まない有様だった。
 車内の空気は乗客のいら立ちで張り詰めていた。そんな中、スピーカーから運転手の「本日は予想以上の大渋滞により、この先どうなるか見当がつかないので停留所以外でも降りたくなった方はお気軽に声をかけてください」という穏やかな声が流れてきた。少し空気が和らいだ気がした。でもその後も渋滞は解消されなかった。しばらくしてまた運転手が言った。「気がまぎれるようラジオでもつけましょうか」。他にも、困り果てている小学生には「どこへ行きたいの」と尋ね、最善策を一緒に考えていた。前方で乗用車が横転したという情報が入ると、様子を見に行って状況を説明してくれた。
 このバスは結局3時間遅れた。でも私はこのバスに乗ったことを少しも後悔しなかった。そしてこの運転手のような大人になりたいと思った。
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「このような大人になりたい」、と女子高校生さん。
すばらしい運転手さんとのいい出会いだったな、と思いました。