17日放映。東日本大震災、津波に流され、損傷した遺体をボランティアで修復してきたのが復元納棺師・笹原留似子さん40歳。損傷した遺体をきれいに修復するのみならず、その表情を絵に描きメッセージを添え残してきた。納棺師としての笹原さんの姿と遺族の思いを伝える。笹原さんが修復した遺体は300人を超え、うち子どもは100人ほど。損傷のある遺体は笹原さんの手で安らかな微笑みを浮かべた表情になり、そのことで最後の対面を果たすことができたというご遺族の言葉に打たれました。この記憶を残しておきたい、と笹原さんが描くようになった亡き人の表情とメッセージも心に響きました。納棺師という仕事の奥深さに触れるとともに、命の、家族の重みを考える素晴らしいドキュメンタリーでした。
・番組評価~☆☆☆☆☆