学活や学級・学年便りのネタになりそうな話題を・・・。
「震災」に関するお話です。
A新聞 1月19日 読者の「声」
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救難に命かけた教師に誓う 中学校教員 (東京都 57歳)
大震災の日、校庭に避難してきた人を救おうとして津波にのみこまれて亡くなった宮城県南三陸町の戸倉中の猪又聡先生(43)を報道で知った。生徒を裏山に避難させた直後、校庭に取り残された老夫婦を見て、その手を引き山に押し上げようとした瞬間、濁流にのみこまれたという。猪又さんを駆り立てた原点は何だったか、同じ教師として知りたくて猪又さんのご両親を訪ねた。
ご両親のお話から、猪又さんが生徒たちや保護者、地域の方にどれほど慕われた先生であったかを知った。困っている人を見れば放っておけない性分で様々な社会活動に献身的に携わっておられたこともうかがえた。
ご両親の生き方からおのずと学んでいったものだろう。「宮沢賢治を尊敬している」という元中学校教員のお父さんに、ぜひ東京の私の教え子たちにメッセージをとお願いすると「人に好かれる人間になって下さい。自分の仕事に誇りを持って生きていけるようになって下さい」と応じて下さった。
猪又さんをはじめ、志半ばで逝った皆様のご冥福を祈り、その遺志を少しでも引き継いでいかなくては、と南三陸の今は穏やかな海に心を新たにした。
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猪又先生、そして投書の先生から熱いものが伝わります。
元中学校お父さんのメッセージも良いものだなぁ、と読み進めました。
もうすぐ卒業式、どんなメッセージが卒業生に贈られるでしょうか。