「社会の話題」に関し、こんなお話がありました。
A新聞 6月20日 読者の「声」より
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女の子にもらった優しい心 交通警備 (千葉県 66歳)
先週、市長選の投票をすませて出勤しようとしたら早めに駅に着きました。階段を上ろうと見上げたら、若いお母さんと3歳くらいの女の子が見えました。お母さんは女の子に、先に1人で下りるよう話しかけ、自分はベビーカーを持つように見えました。
女の子が階段を下りだしたので私は急いで駆け上がり、ベビーカーに赤ちゃんがいるのを確認してからお母さんに話しかけました。「私がベビーカーを持ちますから赤ちゃんを抱っこして下りてください。私の方は時間がありますから」と。私の提案をお母さんは素直に受け入れて赤ちゃんを抱っこし、女の子といっしょに下りてくれました。
私がその横をベビーカーを持って階段下まで行く途中、何げなく声が聞こえたのです。それは小さな女の子が、お母さんに「ママ、よかったね」と言った、母親へのいたわりのある、優しい言葉だったのです。
私は階段下へベビーカーを下ろしてまた上がっていく途中で、お母さんに「お大事に」と声をかけ、小さな女の子には「バイバイ」と、そして心の中で「ありがとう」と言ってお別れしました。
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耳をふさぎたくなるようなニュースが続きます。
こういったニュースに日々接する子どもたちが心配になります。
その5倍くらい、あたたかいニュースを子どもたちに届けたいものです。