「社会生活」についてこんなお話がありました。
A新聞 9月21日 読者の「声」より
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旅の趣をそぐ大型モール店 会社役員 (東京都 43歳)
年に2、3度、海外旅行に出かけるが、旅行の魅力が薄れてきた。年齢や好奇心にも関係しているのかもしれないが、どこの国へ行っても大差がないのである。
もちろん自然や気候はその地域によって様々だが、都市部の観光地でにぎわっているのはだいたいどこもしゃれた大型モール店だ。その中にはマクドナルドやスターバックスがあり、万国共通の制服で、同じようなテーブルといすが並び、商品もほとんど一緒だ。
北京でもバリでもバンクーバーでもお台場でも、中に入ってしまえば区別がつかない。このような大きなモールが出来ると、伝統的な店や地域に根付いていた文化が確実に失われていく。
ここ10年くらいそのスピードは加速しているように思われる。この流れに任せていると、世界は効率的だが、人間性に乏しく面白みのない社会になってしまうのではないか。私たちが目指しているのは、そんな社会なのだろうか。ここらで立ち止まってじっくりと考えてみたい。
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連休が多くなるこれから、
ケータイで待ち合わせて友だち同士で大型モール店に、
という子どもたちも多いのでは、と思います。
こういった視点も子どもたちに紹介したいように思いました。