15日放映。「知るを楽しむ・歴史に好奇心」、明治時代に起こった科学ミステリーの真相に迫る2回目の今回は、千里眼事件。日露戦争の最中に起こった心理現象ブーム、きっかけは熊本県の超能力おばさん御船千鶴子さんとその超能力を研究した東大の福来友吉先生。隠した文字を読み取ってしまうという千里眼、これが新聞で報道されて全国の大ブームに。やがて四国で念写をやってのける長尾郁子さんという方も出現、その実証をめぐり異を唱える学者たちとマスメディアを巻き込んでの大論争に。そして2人の女性の突然の死と福来先生の休職・退職であっけなくブームは終わり・・・。ま、今のことならバラエティ番組とかでマクモニーグルさんとかと並んで大歓迎されるところでしょうが、時代が超能力にうまく対応できなかったのでしょうね。そのブームも100年前のこと。この100年間で超能力に対する科学的なアプローチはどれだけ進んだといえるのでしょうか・・・。
・番組評価~なし