30日放映。2月25日国立演芸場での舞台を最後に53年の落語家人生に終止符を打った三遊亭円楽師匠、その時を見つめる。おととしの10月に脳梗塞、その後必死のリハビリの末、今年になって再開した舞台、ところがうまいように口が動かず、話に満足できない様子、そして復活か引退かをかけて臨んだ国立演芸場の舞台、演ずるは得意とする古典落語の人情話「芝浜」。熱演するも、人がいなくなた演芸場で緊急の記者会見、引退を表明されたのでした。「噺家は同情されてはダメ、私自身が許さないですね」そして深々と頭を垂れる姿に心打たれました。その姿勢・生き方はオトナの道徳でした。
・番組評価~☆☆☆