「金もうけ悪いことですか~あの人が答える”働く”ということ」ETV特集 NHK教育 | shima-tの 中学校道徳研究

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18日放映。「金もうけ悪いことですか?」この問いを発するのは20歳のフリーターという設定。各界で活躍する著名人が、金を得ることや働くことの意味について、自らの経験と考えを交え、その問いに答える、という内容。問いは全部で5つ。1.金もうけ悪いことですか?2.働く、ということを象徴するものはなんですか?3.働く上で、ホンネでどんなヤツが許せないですか?4.今の世の中、今の若者に対するメッセージは?5.ふだんの生活の中で、ゼイタクだなあと感じるときは?・・・そしてこれらの問いに答える著名人は、アーティストの村上隆さん・楽天社長三木谷浩史さん・映画監督山田洋次さん・国際協力NGO木山啓子さん・新宿歌舞伎町”駆け込み寺”玄さんこと玄秀盛さん、という豪華な顔ぶれ。著名人の答えを紹介することに交え、一般の人の声も紹介、客室乗務員・農業・建設業・喫茶店店主・酒造業・フリーター、そして末期がんのIT社長・藤田憲一さん。それぞれの方が述べる自分なりの考え・哲学がドッシリ重かったです。印象に残ったのは、NGO木山さん「被災地などを訪れ感じたことは、お金で買ったものは全部失う可能性がある、ということ。お金のためには生きられない。でもお金がないと支援できない。・・・人生において大事なこと、大切なことは何か・・・。」このインタビューの1か月後お亡くなりになった藤田さんの言葉「今はヒットするかどうかでなく、世の中の人に役立っているかどうか。それがないと、生きれない・・・」。奥深きETV特集のマジメなオトナの道徳でした。

・番組評価~☆☆☆