「人生信條」
安岡正篤
時々ぱっと開いて読んでいます。
今朝(6月1日)、読んだ項目です。
四省(しせい)
- 人生の基盤は経済ではない
- それよりもっと真実なものがあり、道徳である
- いかなる物質問題も、
美しい精神的・感情的な力に助けられねば成功できない
①政治四患 :「申鑒(しんかん)」荀悦(じゅんえつ)
政治の要諦は何よりも四患、四つの病弊を取り除くこと
- 偽:うそ、いつわり
- 私:私曲、公私混同
- 放:勝手放題、でたらめ
- 奢:ぜいたく、奢侈
②世間四慎 :「小学紺珠(こんじゅ)」王應麟(おうおうりん)
- 昇進して慣れると怠る
- 病気が少し快復すると油断して悪化する
- なまけおこたるとわざわいが生じる
- 妻子ができると愛情が移り親孝行が衰える
③処世四耐 :「日記」曽国藩
- 世の冷たさに耐え
- 苦しみにに耐え
- 煩忙に耐え
- 閑職に追われても耐え
④国家四維 :「管子」管仲
国家を維持するに必要な四維、大綱がある。
その四つが立たれると国が滅亡してしまう。
- 礼:人間関係や秩序を維持するため必要な倫理規範、様式
- 義:倫理道徳にかなっていること
- 廉:無私無欲
- 恥:恥を知ること
安岡氏が戒めとしていた四つのようです。
美しく生きるための戒めだと思います。
しかし、耐えるなど、現代の考えにそぐわないものが多いです。
基本とすることはあっても、自由に生きたいです。
本日浅草の河童橋で撮った、かっぱ河太郎です。
ゴールドが素晴らしいです。