宇宙のパワーと自由にアクセスする方法
ディーパック・チョプラ(著)、渡邊愛子(翻訳)
原書「Power, Freedom, and Grace
: Living from the Source of Lasting Happiness」
Deepak Chopra(2006年)
続き、第2章についてです。
「第1章 「幸せ」を見つける旅に出る前に」よりも深い内容でした。
詳細に論理展開がされて行き説明してくれます。
長いです。。。
第2章 「本当の私」とは何か?
1.なぜ、あなたの体はあなたのものだといえるのか?
ヴェーダンタ(※インド六派哲学の一派)による人間が苦しむ理由です。
- 私たちが自分は誰かを知らないこと
これに対し私たちは、名前・人種・所属のような、
セルフイメージや特定の対象物でしか認知していません(対象依存)。
また自分の体で自分をとらえて、これが私の体ということもあります。
しかし
その体は、実際には宇宙を作っている原料です。
リサイクルされた土・水・空気で、外にある木も同じなのに、
体はあなたのものと言えるのでしょうか?
2.自分の「意識」を見つけるためのヒント
多くの人は自分の体で自分をとらえ、さらに
「意識」が頭の中や心臓・第3チャクラの後ろあたりに位置していると考えます。
ところがヴェーダ科学とユダヤ教のカバラでは、
意識の中心は、すべての時間と空間の中心であるとしています。
真実は、私はここにいて、同時にいたるところにいる
ということです。
3.物質主義という迷信
そうは言っても、
私はここ!あなたはそこ!
にいて、そうは見えません。。。
そのため、
自分の感覚をそんなに信用すべきではないのです。
勘違いしているのです。
物理学で説明すると、
- 私が見ている対象物は固いように思えるが、真実ではなく、
物質は原子で構成されていて、
原子は巨大な空のスペースのまわりをぐるぐる回っている素粒子からできている。 - 宇宙は混沌としたエネルギーのスープのようなものである。
私たちは五感を通してエネルギースープを取り入れ、
自分たちの意識の中で物質的な現実に変換しています。
つまり
私たちは物質主義という迷信を信じてしまっています。
4.幻想の世界から抜け出そう
知覚による経験とは、完全に幻想的なものです(勘違いしている感じ)。
ヴェーダンタの知識では
「あなたは自分の経験の対象や、体や、考えや感覚だけでない」
とあり、言い換えると、
あなたは考え、構築し、統治する意識またはスピリットそのものであり、
それが心と体になります。
5.私たちは「無限の意識」を持っている
じっくり読むとなるほどと思えます。
- 「無限の意識」が私たちの源であり、すべての創造はその中にもともと備わっている
- 自分自身を観察している無限の意識が、概念を作り出す
「観察者(魂)」
「観察するというプロセス(心)」
「観察されているもの(体と世界)」 - 観察者(魂)と観察されているもの(体と世界)は
自分たち自身の間に「関係」をつくり出し、
この関係が空間となる - これらの関係をつくり出す動きが
「出来事」をつくり出し、時間となる - 私たちはある時空間に局在化された視点を持った無限の意識
- 私たちの思考回路は観察者(魂)と観察されているもの(体と世界)を分け隔て、
無限の意識さえも
時間と空間で分けられている物質世界の中で分類しようとする - 知性は私たちを架空のイメージの檻の中、
息が詰まるような
空間と時間と因果関係のからくりの中に閉じ込めてしまう - その結果、現実の真の性質
(パワフルで、境界がなく、不滅で、自由であること)
との接触を失ってしまう
6.「無限の意識」からの断絶がすべての問題の始まり
知性は、現実の投影を現実そのものと取り違えてしまい、
投影は真のあなたの影を薄くしてしまいます。
7.真のあなたはすべてを超越している
あなたが、あなたを真の本質として自己認識するとき、
知性の檻から脱出し、無限の世界に入り込みます。
完全に理解しなかったとしても、あとの章で
スピリット、内なる自己、すべての源
の異なる表現を詳しく説明し、自分が本当は何者であるか?
よく分かってくるそうです。
うれしいですね!!