生きがいの創造
 飯田 史彦(著)

はじめに

私は、スピリチュアルなものに興味があります。
この本「生きがいの創造」(PHP研究所)は、

スピリチュアルな解釈を加えた自己啓発の本として、

私に最も影響を与えました。


以前、飯田氏がこの初期のハードカバー版は情報が古くなり絶版にしたため、

更新・加筆した

「決定版 生きがいの創造」(PHP研究所)

を読んで欲しいと語っていました。

ただ現在これも絶版になり、

『生きがいの創造』(1996年)を改訂した

『[決定版]生きがいの創造』(2006年)の内容に、

『生きがいの創造Ⅲ』(2007年)の1部と新たな解説、情報を加えた以下が最新となっています。

  • [完全版]生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ
     (PHP文庫)

     

 

きっかけ

私がスピリチュアルなものを好きになったきっかけは、

1999年9月に一人旅の遅い夏休みをとった時に、

あるギャラリーのオーナーに出逢ったことによります。
当時、家族のことでどうしたら良いか分からなくなっていた私は、

友人から長野県富士見町にあるギャラリーに行くことを薦められました。
車で細い山道を登りたどり着いたギャラリーは、農家かなと思うような建物でした。

 

ギャラリーに入り、展示の抽象画を何となく眺めていた時、

オーナーに話しかけられた途端に絵が心の中に入ってきた感じがしました。
そして壁一面の大きな抽象画が宇宙の神秘を感じさせ、涙がこぼれたのです。
そこは気分的に開かれた空間のようになっており、心が癒されていく感じがしました。
更に、オーナーと生活・教育・科学などの普通の話をして心に染み入るものがありました。
カウンセリングではなく、普通の会話の中に癒しがあり、

「都会で心がすさんだらいつでも癒しに来なさい」と言われました。
次の日、また訪問したのを快く受け入れていただき、大きな抽象画をじっくり見ました。
抽象画の中に前日見えなかった龍の姿を発見し、

オーナーに言うと「よく分かりましたね」と言われました。

何でもお見通しなのかなと思いました。
そして、前日よりも長く話しをさせていただき、すっかり優しい気持ちになれました。
何も買わず、自分の気持ちを癒したくて2度も行ったのは私のエゴでしたが、

そうしたくてたまらなくなる空間でした。
そんな癒しの空間が、山の自然に囲まれた中にあるのが素晴らしかったです。


生きがいの創造

オーナーから、

「あなたはここに来ることになっていたんですよ」

と不思議な言い方をされ、「生きがいの創造」を読むことを強く薦められました。
その頃の私からは絶対に読むことはないタイトルでした。
読んでみて、

生まれ変わりとその魂の計画に生きる意味を見い出す考え方に衝撃を受け、しかも救われる感じ

がしました。
自身を唯物論者と言い、大学教授の地位の者(当時)がこの説を論じることが重要だという姿勢

にも納得できました。
これで家族とのことが全て解決ということはありませんが、

少なくとも光を見出すことが出来てありがたかったです。
そのため、この本を忘れることはありません。


そして

私はこの本をきっかけに、スピリチュアルな本や講演会、自己啓発の本にのめりこんで行きました。

大量の本を読みました。
それは無信教の私が宗教を探す旅であったかのようです。
飯田氏の講演会にも何度も行きました。

数々の講演会の中には、怪しいものもありました。。。
それらのたくさんの情報から、やがて自分のマスターと言うべき著者や本は淘汰されて行きました。

残したい本以外は手放しました。


今でも飯田氏の著書群は私のお気に入りです。