朝は、いつも通り猛烈に元気だったのです。

 

 こんの遺体を検めてみると、腹部全体に内出血していました。

 恐らくですが、体調急変から突然死に近い状態で絶命したのではと考えられます。

 

 心痛の余り、私の膝でぐったりと眠るたむちん。

 

 

 ・・・を撮ろうとしたのですが、カメラを向けたらすかさず「なにか?」とばかりに警戒の目を向けるので、「・・・すいませんでした」と頭を下げて引っ込めると、すぐまたぐったり。

 

 

 想像だにしなかったこんの突然の死に、かなり長い間、一人と一羽は呆然としていました。

 

 

こんなピンボケが、生きているこんの最後の写真になるとは(上の写真の手前の鳥)。

 

 

 

 

 こん(右)は水浴びが大好きで、たむが水浴びしていると、必ずと言って良い程、一緒に入って水浴びをしていました。(たむが居ると安心したみたい)

 

 こんは強い光を宿した印象的な瞳を持つ、魅力的な女の子でした。

 意思がはっきりしていて、生命力の強い鳥だと思っていました。

 

 今までの飼育経験から、こんも10年以上は生きるものだと思っていたのに。

 

 今考えれば、小鳥屋の店主も今までとの変化をはっきりと感じていた様子でした。

 何かがおかしい。

 もう、何かが変わってしまっています。

 そして、少なくともペットとして小鳥を飼っている私も、このままにしてはいけない事だと思いました。