新四国曼荼羅霊場発願 妙音寺 平成31年3月16日(土) | しこくあるく

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四国霊場歩き遍路の記録を中心に、寺社巡りや城郭探訪など旅の日記と徒然の感想を書き連ねています。

最近よく利用するコンビニで朝食を摂り、最寄りの高松中央ICよりさぬき豊中ICまで高速道を利用した。春といっても気温が低いため、八栗寺様では雨だったが雲辺寺山は頂き付近が白くなっている。

冠雪の雲辺寺山

時間が許せば雲辺寺様をお参りしようと思っていたのだが止めた。

高速を降りて国道11号を南へ少し走り駐在所の脇を左折すると妙音寺様がある。歩きの際に立ち寄って以来だから5年ぶりである。その際には四国八十八カ所七十番奥の院として参拝した。今回は四国不動霊場三十番として参拝だ。


妙音寺本堂

お迎え童子

吉祥妙童子

本堂でお勤めを行い、本坊に足を向けた。張り紙がありこの玄関の戸が開かなければ不在と書かれている。戸は開かなかった。本坊玄関と本堂の間に出窓がある。出窓を見ると納経印のセットが見えた。開けようと試みるも開かなかった。
さて、困った。先に神恵院様と観音寺様を済ませようとお寺を出た。

神恵院様と観音寺様までは15分ほどである。

神恵院

観音寺本堂と大楠

観音寺本堂(国の重要文化財)

納経所の建物は工事中となっていた。

工事中の納経所

神恵院様の大師堂前に仮設納経所がある。両寺をお参りし納経印を頂いた。

駐車場で妙音寺様に電話すると出られたがこれから病院に行かねばならないと言われた。先ほど不在であったと告げると、出窓に納経用紙を置いてあると言われたが出窓も閉まっていたと話した。兎に角そちらに改めて向かうと伝え再び寺を訪れた。

出窓には納経印のセットが置かれてあり、ちゃんと開けて頂けていた。新四国曼荼羅霊場の第十九番札所でその納経印もあったので所定の金額を置き、四国不動霊場と新四国曼荼羅霊場の納経印を頂いた。

​​​​​​​妙音寺境内

これで四国不動の讃岐霊場は全て打ち終えた。同時に新四国曼荼羅霊場を発心した。

新四国曼荼羅霊場札所紹介
第十九番札所
寺院名:七宝山 宝積院 妙音寺(しっぽうざん ほうしゃくいん みょうおんじ)
所在地:香川県三豊市豊中町上高野1986
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建年:7世紀後半


なお、新四国曼荼羅霊場とは平成元年に開かれた、つまり四国不動霊場と同年に開かれた霊場である。札所は四国霊場と同じ八十八ヶ所である。「ヶ寺」ではなく「ヶ所」と書いたのは寺院ばかりではなく神社も含まれているからである。神仏混淆の珍しい霊場である。打ち始めの第一番は四国一番霊山寺様の奥の院、東林院様で徳島県鳴門市からであるがここから香川県へと向かう。四国八十八箇所とは逆に巡拝し、四国の真ん中に至って満願となる。要するに金剛界曼荼羅の向上門を辿って成身会(じょうしんえ)に至る道を辿るのである。

南無阿弥陀仏
南無大日大聖不動明王
南無大師遍照金剛