四国不動霊場2日目② 平成30年7月23日(月) 繁昌院 | しこくあるく

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四国霊場歩き遍路の記録を中心に、寺社巡りや城郭探訪など旅の日記と徒然の感想を書き連ねています。

会館に入り受付を済ませた。今回、いつもの大先達さんとともにYさんが受付を行っていた。席を探そうとするとYさんが隣に席を取ってくれていた。有り難いことだ。
講伝会はいつも講師をして下さる大西僧正の講義が行われた。1時間半ほどで終わり、11時より大師堂に移動した。
大般若経の修理を半分終えたので転読を行うそうだ。芳村ご住職、大西僧正に続いて4人のお坊様達が大師堂に入ってきた。転読とは正月などの法会で経本の最初だけ読みあとは経本をパラパラパラとめくるアレだ。概ね1時間ほどで終了した。

再び講習のあった部屋に戻り昼食を頂いた。Yさん、平日でも参加されているのでお仕事を尋ねると専業の先達だそうだ。バスのみならず歩きも先達されている。いずれは自分もかくありたい。食後、解散となった。Yさんも9月の先達大会に参加されるそうなので、再会を楽しみに別れた。

1時前には一番様を後に八十五番八栗寺様へ向かった。途中、三十六不動の札所、三十四番繁昌院様があるので参拝することにしていた。
さぬき市寒川町にあり、東流山繁昌院神應寺と号する真言宗善通寺派の寺院だ。高徳線神前駅からほど近い。門前まで車を向けると駐車場は少し離れたとこを示してあった。


繁昌院入口

車を駐車場に置き少し歩いて境内に入り本堂前で燈香読経。

本堂

ここでも間の抜けた九条錫杖経である。読経を済ませ納経印を頂こうとすると本堂前に立て札がある。留守なので代金を払って納経用紙を取るように、重ねの場合は自分で押印するようにとのことだ。なんとも、本当に小豆島霊場を彷彿とさせる。好きだな、この緩さ。

繁昌院様の参拝を終えて、八栗寺様に向かって車を走らせた。高松藩主のもう一つの墓所、霊芝寺(れいしじ)様を横目に見ながら志度で国道11号へ出た。せっかくここに来たんだからと四国八十六番志度寺様に向かった。車を出ると暑い。境内に入ると人っ子一人いない。

無人の志度寺境内

不動霊場ばかりでなくここでもお寺を独り占めだ。しかし、本堂で読経していると参拝者が2人現れた。やはり八十八カ所の参拝者はそれだけ多いということだ。暑いので本堂と大師堂のお参りだけでお許し頂こう。