本。家には誰だも知っている絵本や歴史物語全集、百科事典、などが色々あった。
その中で私が興味を示したのは偉人の伝記。文字が大きくて読みやすかったことが後押ししたかもしれない。
家にあった伝記を片っ端から読んで新しいシリーズを親に買ってもらったことを覚えている。
我が家は、裕福でなかったのは勿論だが、贅沢は生活は出来なかった。そのため子供の頃は、服のおしゃれなんて考えたことがない。
だが本などになると興味があることを見せれば結構、贅沢に買ってくれた。
その甲斐あってか歴史の成績はいつも良かったし授業の発言も結構出来た。これが他の兄弟は興味がなかったようだ。
そういえばほかの兄弟は、夜の暇な時間どう過ごしていたのだろう。記憶がない。
社会人になって本屋に就職したのはこうした経験がものを言っていると今でも思う。