開脚180°できます。現在56歳のおじさんです。
20代、卒業試験前にこれが出来れば本番で緊張しないだろうと思って挑戦しました。徐々に広げていき出来たのは年末に差し掛かっていたかな?
大学がピアノ専攻だったので卒業演奏試験というやつがあるんです。この成績如何で学生生活の質が問われてしまうという最後にして最大の関門です。弾いたのはオリヴィエ・メシアン作曲「悦びの精霊のまなざし」「幼子イエスの接吻」。超絶技巧で拍がない、メシアン旋法という独自のスケールと現代音楽的奏法の複雑至難な曲です。
暗譜に一苦労。悪夢にうなされました。
あの頃、いつか開脚が出来ることが人生で特に役立つことがあるに違いないと思って数十年。もうスタートラインに立っています。死ぬまで普通に歩ける体づくり。超大切。