こんにちは!
 
昨日3月7日(金)は
映画「ウィキッド ふたりの魔女」の公開初日でした。
 

11月にソウルで英語版を2回、韓国語吹替版を1回鑑賞していますが、日本語で全ワードしっかり理解しながら観るのを心待ちにしていました。
時間的にマッチしたのが吹替版でしたので、まずはこちらから。
ULTRA4DX(いろんな効果付きのやつ)回、通常よりだいぶ料金高めなので、お客さまが少なく、ちょっと淋しい場内でした。
楽しいんだけど、水が飛んだり、めっちゃガタガタ揺れて、ちょっと集中力削がれぎみ。


いや毎回叫びたくなる。
チュウ監督にお願いしてよかった!
 
のっけから泣けるワンシーン!
ご覧になった方もうわかりますよね?
心鷲掴みされるのあのオープニング。
タイトルクレジットは1953年の映画「オズの魔法使い」と世界観を同じくするフォントとフィルム感、これまた嬉しい。
1曲目No One Mourns the Wickedから尋常じゃなく壮大な空間で繰り広げられるのですが、ずっとそのスケール感が途切れません。 
そこに繊細な感情描写が数多挿入、なおかつミュージカル版では描かれなかったエピソードが肉付けされ、また所々設定が変わっていたりと、「ウィキッド」ファンが身を乗り出してしまうファクターがてんこ盛り。
そしてそれらに一切の無駄がなく、ワクワクを掻き立てられ、感動を倍増させてくれるという事実。
まだpart1だというのに、何度目頭を熱くしたことか。
原作と映画「オズの魔法使い」とミュージカル版、オズワールドへの愛とリスペクトと、オリジナルなクリエイティブ魂が見事に調和した稀有な傑作ミュージカル映画と言い切ってしまいます。
もちろんシンシア・エリヴォアリアナ・グランデ筆頭にキャストはパーフェクト、最初ミュージカル版の印象が濃くて慣れなかったキャラクターも、観ればみるほどしっくり来るという不思議さ。
そして今回は日本語吹替版、多数の有名俳優さんタレントさんが起用されており、どうなることかと思ったのも杞憂で、すべてを理解した方々による声のお芝居だわ!と途中から日本語の台詞に泣けてくる始末。
特に高畑充希さんのエルファバ、凄いよ。
清水美依紗さん、ハイソプラノもこんなに素晴らしいのね。
もうすぐにまた観たくなってる。
 
以下、ミュージカル版との違いや、シーンの感想など、盛大にネタばれしています。
ご注意を!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

▶いきなり登場のドロシーたちご一行。泣く。

▶マンチキン国、広大過ぎる。オール本物チューリップって本当ですか?

No One Mourns the Wicked 群衆の奥行き!

▶グリンダ、本名はガリンダ。

(四季版は最初からグリンダ)

▶グリンダのシャボン玉、120%なリアル度。

▶途中でエルグリの夕暮れ時の回想が挿入されるの無理、胸痛い。

▶タイトルの挿入どころが完璧。

▶エルファバの実家、総督家の詳細が見られる喜び。動物召使がいっぱい。
▶エルファバのパパが小柄なの新鮮。(四季版は背の高い方多し)

▶乳母のダルシーが本格的なベア。
▶幼少期のエルファバとネッサで号泣。
▶グリンダママがウェストエンドのエルファバだったアリス・ファーン!
▶圧巻のシズ大学!船で到着。
▶エルファバが入学生じゃなくてただの付き添い!マダムに見初められなければ帰るとこだった!(ミュージカル版は普通に最初から生徒)

▶エルファバの眼鏡がアールデコ調でかわいい、幼少期から一緒のデザイン。瞳もグリーン。

▶エルファバの髪がドレッドでクール!
▶マダム・モリブル=ミッシェル・ヨーの迫力!アジアの誇り。

▶グリンダの制服はエルファバとデザイン一緒でピンクのストライプ。

大学の制服が国別でテイスト分け、マンチキンのベストかわいい。

↑こちらは違ってました、何種類も制服パターンあるけど国別ではなかった

▶ファニーが男性、ボーエン・ヤンの絶妙な演技センス。

▶大学の壊れたオズ陛下のレリーフの下に動物の先生方のレリーフが!
▶キアラ・セトル寮母先生。
The Wizard And Iの風と自然のテイストが好き過ぎる。生歌同時収録、どうやって?

▶いちいちアリアナ=グリンダのアクションがかわいい。美依紗さんの声でグリンダに賢さが加味。

▶エルファバのドレッドポニーテールが素敵。
▶学生たちのエルファバへの当たり、ミュージカル版同様のえげつなさ。
What Is This Feeling?の群舞がキレキレにして壮観。「スター・ウォーズ」な武闘の授業。
▶ディラモンド教授はポピーが大好き。ガリンダって言えない伏線。ミュージカル版のお昼ごはんのシーンがない。

▶グリーンピースが煮えくり返ってるわ!涙(四季版と同じ、英語版はアーティチョーク)
▶マダムによる魔法の稽古!

▶動物先生たちのミーティング!アニマトロニクスの仕上り凄い。山寺宏一さん教授の名人吹替。

▶フィエロとエルファバの出会いが森、喋る馬で登場。海宝先生

Dancing Through Lifeが図書館で。圧巻。広場での銅像ダンスも見たかった。

▶ジョナサン=フィエロのダンススキル!体柔らかいのね。アリアナも踊る踊る。

▶司書マダム含め、みんなフィエロにメロメロ。案山子ダンス控えめ。

▶ボックの真っ赤なハンカチ!ボックのハンカチの返し方がプロのグリンダ。

▶スターダストダンスホールが海中。

▶バンド演奏が動物!ドラムがかわいい。
▶いやもうシンシア=エルファバのダンスと表情の解釈が真にエルファバで泣くしかなかった。

▶アヴェリックほとんど出番なし。
Popularグリンダのクロゼットが凄い。ルビーの靴持ってる。

▶吹替のTossToss、キラキラ!じゃなかった。

Popular締めくくりのアリアナのエンタメが秀逸。
▶ディラモンド教授、最後の授業、ライオンの子救出はポピーの魔法。
▶フィエロと自転車でライオンの子運ぶ。
▶オズからの招待状が気球!
▶ここでマダムの専門分野、お天気魔法。

▶話題のリアル時計仕掛けの汽車が近未来過ぎる。

▶フィエロの胸にポピー、完全に告白じゃん!
▶ガリンダからグリンダへは、ディモンド先生起因。(四季版にないエピソード)

▶ボック、ネッサパパに将来を詰められる。

▶エメラルドシティがサグラダファミリア。
▶Wizomaniaに登場のイディナとクリスティン、魔法本グリマリーの解説。

▶イディナ=美南さん、クリスティン=志音さんのお声をしっかりキャッチしたよ。シャウト、ロングトーンありで感激!

▶フラットヘッド(着ぐるみ)が人間。
▶スティーブン・シュワルツさん衛兵、存在感。「ウィザードがお目通り」の台詞あり。

▶チステリーが猿の惑星。
▶オズフェイスがド迫力。エルグリとのスケール比が天才の構図。

A Sentimental Man「情にもろくてね」の訳詞が好き。
▶オズの模型、黄色いレンガの道の構想、グリンダ発信。

▶グリマリーに映し出されるエルファバの手の影が西の魔女。

▶チステリーの変身がリアル。

▶気球爆発のスペクタクル感、急にアクション映画。
▶エルファバに一緒にと言われた後のグリンダの複雑な表情、アリアナ優勝。

▶マント着用後の、西の魔女爆誕ショットに震える。
▶エルファバ落下時に幼少期の自分挿入、反則。号泣。

▶飛行しながらのDefying Gravity、全「ウィキッド」ファンの夢叶う。
▶ショックで倒れるエルパパとネッサのシーンをありがとう。
▶モリブルを抱擁するグリンダとか本当に状況遷移の描写が繊細なの神。
▶充希さんのDefying Gravityがやはり圧巻、パワーで持っていくのではなく感情と技術。なのにラストのシャウト、唸りが入ったのかっこ良くて痺れた!

 

エンドクレジット、最後に吹替キャスト、

賢者1岡村美南(劇団四季)

賢者2谷原志音(劇団四季)

しっかり見届けましたよ。

キャスティングに感謝です。

吹替の歌詞にも四季版へのリスペクト感じられましたよね?

キャストの開口と日本語の歌詞を合わせるようにしているから、口元映らない部分にところどころ同じ歌詞が使われていて嬉しかった。

ミュージカル版から改変設定も多いけれど、私はまったく違和感がありませんでした。

物語が大きく膨らみ、ファンにはたまらない構成。

2時間40分、全然長くない、あっという間に終わります。

 

part2は11月?ずいぶん先だわと思っていましたが、こりゃ仕方ないです。
一切の手加減なし、半端ない想いと製作規模です。
日本語版観たところで、またもや諸々を咀嚼して噛み締めつつ、Part2までドキドキで待てる。
字幕版も早く観なくちゃ!
吹替版もまた観るよ。
きっとまた別の発見と感動があるはず、楽しみです!
 
パンフレット、読み応え凄い。
1000円、買いです!