こんにちは!
 
今週火曜日のソワレ、
話題の 劇団四季の新作ミュージカル
ゴースト&レディ」 観劇して来ました。
約1ヶ月ぶり、7回目となります。
開幕してから約2ヶ月、自分でも驚くほどはまってしまいましたが、6回の観劇でキャストをほぼ把握出来て、だいぶ落ち着いてきました。
 
 
公式のintroductionより👇
 
劇団四季が新たに贈るのは、劇場のゴースト グレイと令嬢フローが深い絆で結ばれ、逆境に立ち向かって信念を貫こうとする姿を、史実を織り交ぜながら描いた大作です。
原作は「うしおととら」「からくりサーカス」で知られる人気漫画家 藤田和日郎氏の代表作「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。
 
 
 
この日のキャスト
 
フロー 真瀬 はるか
グレイ 萩原 隆匡
ジョン・ホール 瀧山 久志
デオン・ド・ボーモン 岡村 美南
アレックス・モートン ペジェヨン
エイミー 町島 智子
ウィリアム・ラッセル 内田 圭
ボブ 平田 了祐

【男性アンサンブル】
ハーバート戦時大臣 味方 隆司
フィッツジェラルド 中田 雄太
フローの父 澁谷 智也
メンジーズ 白石 拓也
小林 清孝
木内 和真
政所 和行
緑川 諒人
吉田 功太郎

【女性アンサンブル】
フローの母/ヴィクトリア女王 近藤 きらら
フローの姉 菩提 行
レディエリザベス あべ ゆき
シャーロット 町 真理子
大岡 紋
矢嶋 優花
竹田 理央
奥平 光紀
織田 なつ美
 

真瀬はるかさんフローと萩原隆匡さんグレイの日でした。

そしてデオンは岡村美南さん。

 

こうしてリピーターとなっている大きな理由の一つが元決闘騎士ゴースト、デオン・ド・ボーモン様の存在です。

両デオンともそれぞれに違った煌めき、どちらも超絶素敵なのですが、やはり私にとって美南さんのデオンは格別なのです。

 

 席は8列目のほぼ真ん中、めちゃくちゃ良席!

先行で取ったはずですが、抽選当選でなくてもこんな良席取れてたんですね、嬉しい。

 
 
 

 

以下、あくまで個人の感想です。

勘違い思い込みたくさんあると思います。
 
火曜日ソワレあるあるで、10分くらい押して幕が開きました。
やっぱりライトを運んでくる青年は、いつもと同じ方でした。
 
萩原さんグレイはもう6回目、コミカルなアクションが堂にいっていて、客席の笑いの声もいつも以上に大きかった。
この日も白化粧のノリが良くて肌がキレイでした。
舞台写真を見ても、グレイだけモノクロで浮き上がっているように見える視覚的効果、素晴らしいです。
細かい部分のグレイの心の揺れ、「どぷねずみ」案件、アレックス再登場案件、端々に見てとれて、フローに惹かれていく過程がたまりません。

真瀬さんフローはやはりこの日も透き通るように美しく、緩急のついた爆音ソプラノは見事と言うほかなく痺れました。
加えて、全く隙のない完璧な演技、憑依とはまた違った、演劇的な表現に魅せられました。
時折り、宝塚で培ったエレガントな決めのアクションが垣間見られ、四季ではない舞台を見ているような錯覚に。
それがまた嬉しいのです。
俳優として表現者として、真瀬さんが大好きです、四季の舞台で拝見できることに感謝しかありません。

萩原さんグレイと真瀬さんフローのタッグを見るのは2回目ですが、志音ちゃんフローとさんグレイのフィット感があまりにも強すぎて、それが強く心に刻み込まれているのと、前回の真瀬さんフローと泰潤さんグレイの心地良さもまだ覚えているということもあり、さん真瀬さんにまだ慣れない自分、二人の演技の温度感の違いにしっくりこない部分がずっとありました。
クリスマスのダンスのぎこちなさもリアルで、でもそれが本来のフローとグレイの関係性でいいのかな?とも思います。
前回のお二人はさん緊急登板によるものだったし、今回も久しぶりのコンビ、というのもある?
このまま回数重ねるとまた違ったケミが生まれるのかもしれません。
持ってる空気感の親和というのかな、それがさん志音ちゃんコンビ、パーフェクトなの。
もう泣けてくるくらい魂レベルで触れ合ってる感がある。
ゆえに、まだ見ぬ泰潤さんと志音ちゃんの組み合わせっていったいどういうことになるのか、ワクワクします、早く体験したい。
 
5月以来、久しぶりの瀧山久志さんジョン・ホールでした。
その頃の記憶だと、声が素晴らしく通るけれど、ちょっと味付け薄めのさっぱりヴィラン、という印象だったのですが、この日はだいぶ雰囲気が違っていたように思います。
台詞の間に含みが感じられ、あと目線、他者への威圧感がかなり強まっており、デオン言うところの「欲と憎しみの塊」が内包されているのをガッツリ感じられました。
まっしゅさんホールの俗物っぽさ、というよりは生まれながらの孤高のサイコパスという感じ。
目が冷たいよね、心底冷たい。
好きです。
加えて歌唱、やっぱり瀧山さんの艶ある声質には抗えない。
台詞でさえも歌ってるいるようなリズムを感じる。
やっぱり生粋のシンガーなんだなと思います。
スワガード時もそうでしたが、どんな酷い歌詞でもうっとり聴き惚れてしまいます。
いつかフロロー演っていただけないかなあ、瀧山さんのヘルファイヤーが聴きたいんだ。
 
お待ちかね、この日の岡村美南さんデオン、最強でした。
いやもう、声だけでゾクゾクするのよ、美南ちゃんの美圧の台詞回し、たまらない!
何者だ?!
ああこれが聴きたかった、そして不思議な絆♪からの「きみがクリミアの天使か!」このデオンが見たかった!
 2幕、「取り憑いているのかあ?」の「かあ?」の、デオン的にも意外っす、のニュアンスが最高なのよ。
タンゴ、表情ね、出自なのか末路の不甲斐なさなのか、あの苦悶の眉間皺が。
チェロのソロパートの情念の響きとともにタメのあるダンス、いやもうアクションだよね。
大柄ゆえのキレの目立つこと、まあ声がいい、存在感が凄過ぎて、舞台においては原作超えでしょ。
私的には岡村美南の集大成、と叫びたくなる。
かっこいい、何もかもキレてる。
ラヴィ・アン・ローズ!
まっしゅさんホールにも瀧山さんホールにも合う〜。
ごめん、デオン様登場時、グレイもフローも見てなかった。
って、久しぶりに拝見して興奮が止まらなかった現場でした。
やっぱりデオン見るならセンター席から!
クライマックスのグレイとの捌け方、宝塚っぽいドラマティックさ。
 
ジェヨンさんアレックス、この日も激しかったな。
歌唱は絶好調で、そうそう、この声よ春くんの高音だよ、と泣けた。
そして、エイミーとのご報告時は、あくまでドライに、エイミーにもう気持ち行っちゃってるの如実で、ここがックスとの大きな違い。
 
町島さんエイミー、不器用ね!って言われた時の悲しそうなお顔、切なくなる。
エイミーの曲、しばらく見ぬ内にしっかりと自分のものしていらっしゃって、それでも難しいエイミーの曲。
おばあちゃんエイミーがかわいい。

それから特筆すべきはグレイの過去を語る際の、ヤンググレイ突如現る、のシーンで政所和行さんグレイの登場が鮮烈過ぎませんか?
あんな賢そうなクールなヤングが幕から飛び出て来たら、毎回ドキッてしちゃうの私だけじゃないよね。
殺陣も背筋伸びててきれい。
政所さん=背筋。
どんな激しいダンスの時も体幹ブレず。

白石拓也さんメンジーズもお久しぶりでしたが、やはり芝居心が際立っていますね。
お声も綺麗に通ってつい目が行ってしまいます。
塚田さん含めメンジーズ枠は、次期グレイ候補かな。

やはり1幕はちょっと休憩してしまうシーンもありますが、2幕はあっという間に、大好きなクライマックスがやって来る。
平田了祐さんボブ、この日もいっぱい笑いを取ってました。
お芝居の堪が素晴らしいの。

だいぶ、展開に慣れて歌詞も覚えて、余裕が出て来た観劇となりました。
泣き所だけではなく、キャストの気持ちの揺れ動き、細かくいろんなことに気づけるようになってきて、ますます楽しい「ゴースト&レディ
手持ちのチケットが無くなりました。
次、キャスト組み合わせ変わったらチケパト頑張ります。
 
この回のラストカテコ、全員でのご挨拶後、二人残った真瀬さんと萩原さんの前回パターンと同じで、真瀬さんが萩原さんに人差し指でちょん、ハグいいですか? のアクション。
萩原さん、ちょっと照れくさそうなの、めちゃくちゃリアルだった、こういう感じもいいなあ。