こんにちは!
 
3連休中、唯一の予定は昨日の
エルコスの祈り」でした。
おそらく中止が継続されるだろうと半分諦めモードでしたが、昨日から再開!
大変な尽力があってのことだと思います。
 
キャスト総入れ替え、なおかつリック枠がいない展開で、少し心配ではありましたが幕が上がることに感謝しながら浜松町へ。
とにかく暑かったです、そしてお盆休みの大移動のさなかで、電車という電車が混んでいました。
大きな荷物を持つ人が多く、皆さん暑さの中大変そうでした。
そんな暑さや移動の苦労も半減する再開の喜び。
 
私はごしょまりちゃんぶりのエルコス、最後に見たダニエラは丹靖子さんなので、もう10年以上ぶりか!?
自由劇場で「エルコス」を見るのは初めてだと思います。

 
この日のキャスト
 

エルコス 奥平 光音

ストーン博士 柳 隆幸

ジョン 菊池 俊

ダニエラ 原口 明子

パルタ 諏訪 友靖

ダーリー 名児耶 洋

理事長 川辺 将大

セールスマン 雲田 隆弘

 

【男性アンサンブル】

ポール 天明 麟太郎

ジョージ 高橋 航大

ニールス 本杉 隆朗

ピーター 勇貴

 

【女性アンサンブル】

ローズ 越川 萌花

チェリー 森本 愛莉

アミー 豊岡 陽菜

リンダ 津田 彩花

シェリー 坂本 佳帆

サラ 三木 みなみ

ポーラ 福田 愛

ハニー 新山 ひなこ

エマ 湯川 紗奈

 

遠かったけど、センブロで有り難いお席でした。

 

以下、本当に個人の勝手な感想です。

思い込み、思い違いあるかもです、ご容赦を。

 

始まりは雲田さんセールスマン、こんなオープニングだったかな?

台詞も演出もかなり変わっていますよね。

雲田さん、エルコスでもバリバリの滑舌と真摯な熱い演技がさすがです。

 

舞台の奥行感じるシャープなユートピア学園のセット、とてもシャープで美しい。

自由劇場が広く感じられます。
 
子供たち、四季デビューの方が7名もいらっしゃるとは思えない確実なダンスのクオリティと熱い演技、
冒頭のフォーメーションダンスのキレとシンクロ具合が素晴らしくてずっと見ていたかったくらい。
 
子供たちの学園への入学理由もかなり時代を鑑みて変わっていますよね。
特に記憶に残ってる、牛乳が飲めなくて辛いって理由がなくなって運動が苦手でって理由になっていたり、ネットに悪口書かれてなんてその昔はあり得ない理由が登場していて、なるほどと納得でした。
今、牛乳飲めない子が学校行けないなんて考えられないですもんね。
 
諏訪さん、原口さん、名児耶さん、悪だくみ3人衆ウケてました。
諏訪さんパルタ、時々見せるアクションに体幹の強さを感じます。
原口さん、美し過ぎるダニエラ、弾けてました。
名児耶さんダーリー、美味しい役なのですが、どんな感じかな?と思っていたら、絶妙なしなやかさでコメディセンス発揮、好きです。
噂の悪だくみ大辞典出てきた、笑。
 
川辺さん理事長が何でかかわいくて、しっくり物語に馴染んでる佇まいでした。
 
そして、ストーン博士のさん、さんといえば「」のクワイヤですが、さすがの美声で台詞までも何と耳によく響くお声です。
演技もナチュラル。
博士の助手のリック枠のキャストは代わりがおらず、エルコスの声調整も博士が全部コントロール。
結果博士が可愛いキャラになっていました。
 
エルコス登場シーンもLEDが使われていたり、セットも進化(いや、マイナーチェンジ?)を感じました。
 
奥平光音さんエルコス、可愛い!
遠くからだと笑顔が黒木華さんによく似ていて、何て魅力的なんでしょう。
2周くらい回って違和感なくなってるエルコスの外はねヘアがお似合い。
加えて歌唱が最強で、音圧音程ともにブレないスタンダードなソプラノに度肝を抜かれました。
エルコスデビュー日とは思えない!
やや人間味が強いので、エルコス的アクションやコメディ部分のメリハリはこれからもっと進化していくと思います。
奥平さん、今後の活躍も間違いないですね。
 
影が似合う男、菊池俊くんのジョン。
クールが過ぎます!
今まで見たジョンとは全然違う切れ味鋭い、明らかに他の子たちとは違った暗さを湛えたジョン!
一郎彦で培ったソリッドな雰囲気がこのジョンという役にも反映され、際立った存在感でした。
台詞はちゃんと四季のメソッドに忠実で確実なのに、何だろう、このナチュラルに孤独な少年感。
ダンスも群を抜いて美しくてエッジィで目が離せませんでした。
ラストの笑顔と、カテコの潤んだ瞳と感極まった表情とのギャップもかなり来ます!
いや、素敵でした!
 
子供たち、やはり4人の男の子は全員目立っていて、ポール役の天明麟太郎くんはLK以外で初めてでしたが、くんジョンと相対するソフトな雰囲気、とはいえ体格もよく、押し出しもあるので、きっと今後いろんなところで弾けると思われます。
ピーターの勇貴くん、さすがのアクション、お芝居も濃くてパッション感じました。
アクロバット枠でダンスではやはり目が行きます。
ラストの涙も印象的。
ジョージの高橋航大くんは、リトマを最近見られていないので今回初めて拝見しましたが、お稽古写真から存在感があり、表情豊かな演技、今回しっかりお姿を目に焼き付けました。
ニールスの本杉隆朗さんは四季デビューですよね?
そうは思えないほどしっくり馴染んでいて、ダンスもキレがありました!素晴らしいデビューでした。
 
津田彩花さん、坂本佳帆さん、新山ひなこさん以外は本日四季デビューですよね?
ダンス、スキルが高くてびっくり!
そして全員かわいい...お名前とお顔はまだ一致させることが出来ませんが、これからどんどん一線に立たれるんだろうなあ。
 
エルコスってダンスの体力かなり奪われそうな激しく難易度高いダンスが多くて、それが見応えでもあるんですけど、脈々と引き継がれてる加藤敬二さんの振付、国民体操は別としても、ちょっと昭和なテイストも健在でした。
 
学園でのリック不在はまったく違和感なく演出変更されていました。
とはいえ、塚田くんリック、早いお戻りお待ちしています。
 
後半のロケットの造形やエルコスが消えていくシーンも変わっていましたが、まったく気になりませんでした。
 
時が流れ、世の中が大きく変わっても、
 
あたしはみんなの忘却の湖を泳いで、心を拾い集めている機械です…
 
このエルコスの言葉が大好きです、いつもここで泣いてしまいます。
この詩的で瑞々しいと台詞とロボットであるエルコスの本質は、今も色鮮やかでした。
 
エルコスの祈り」のフィナーレはとても美しく、心震えます。
寝転んだ子供たちの作る花畑、子供たちの間を通って出てくる博士、未来を指さすエルコスの美しい後ろ姿、メッセージいっぱいのラスト。
そしてカテコでは、様々乗り越えてであろうこの日の皆さまの感無量な表情、胸が熱くなりました。
 
十年以上ぶりの「エルコス」、そして菊池俊くんは初日ぶり、他の方は全員デビュー日という貴重な日に見ることが出来て本当に嬉しいです。
再開、ありがとうございます!
藤原加奈子ちゃんのエルコスも見たいので、もう一回行けたらいいなあ。
劇場にもう一人のパルタ奥田さんや、退団された草場さんもいらっしゃいました。
草場さん、めっちゃ四季の公演ご覧になってますよね。
 
安全に健康に、9月の千秋楽まで公演が続くこと、祈ります!