こんにちは!

 

いや~暑いですね!

今年の夏も暑くなる予感しかしません 晴れ

でも毎日お天気がよいのは嬉しいです ほっこり

昨日お出かけしたので、

今日は一歩も外に出ませんでした 🏚

 

さて、今日本では結構な数のミュージカルが上演されてるという幸せな現状なのですが、

シアターオーブでは世界各国から集まった

実力派のミュージカルスターが、

連日熱いパフォーマンスを繰り広げてらっしゃいます。

 

 

 

「ジーザス・クライスト=スーパースターinコンサート」

 

 

 

劇団四季でもおなじみ、

イエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカル、

その楽曲をコンサート形式でパフォーマンス。

2019年にも開催された同コンサートですが、

キャストを一部変更しての再演です。

2019年の日本公演は観ていないのですが、

2012年UKバージョンを配信で、

2018年のUSAバージョンをWOWOWで観ました。

(ジーザスがジョン・レジェンド!)

 

今年は、

現在韓国ミュージカル界のスター、

憧れのマイケル・K・リー(以下マイコー)が、

おはこであるジーザスを演じ、

ユダをあのラミン・カリムルー(以下ラミン)が引き続き演じると聞き、

早くからチケ活に余念がありませんでした。

ちなみにマイコーは今活動拠点は韓国ですが、

NYで生まれ育ち母国語は英語。

ラミンとは親友という間柄です。

 

ああ、前置きだけでもこんなに長く・・・

すみません・・・ショック

 

1月の「ニューイヤーミュージカルコンサート」ぶりの

マイコーとの再会に胸ときめかせ、

友人とは席で待ち合わせ。

チケ活の成果で8列目センブロ寄りサイドという良席でした キラキラ

 

ステージ上にはシンプルな鉄骨が縦横に張り巡らされ、

その中にオケの演奏者たちが既に座していて、

音合わせをしています。

それほど人数は多くないのですが、

マニピュレーターによるプログラミングで

ストリングスなどの細部の音を表現するといった方法が取られていました。

四季もそうですが、今この方式多いですよね。

とはいえ、トランペットやホルン、ギター、ドラムスの生演奏の響きが強く耳に心地よく、

四季の録音バージョンを聴き慣れている身には嬉しいポイントあせる

 

Overtureからゾクゾクです。

あの独特のリフレインの後のメインメロディの重み!

ギターも管も本物の音なので伝わってくるものが違う。

(JSCのオーバーチュアでいつも「CATS」を思い出す私)

 

暗闇の中をキャストが登場、

めっちゃ舞台近いのにオペラグラスでマイコーにロックオン…

いや~、本物だ!マイコーだ!!

かっこいいよお ラブ

それほど長身ではないものの、

バランスが、胸厚が!

白Tに黒の革のパンツ、黒のストールをまとっておられます。

当たり前ですが既にジーザスの面持ちです。

 

Heaven on Their Minds

(彼らの心は天国に)

※勝手に四季版タイトルつけちゃいます
 

ご存じユダによるこのナンバー、軽々とラミンが歌い上げます。

「Jesus~~♪」何の問題もない、本当に軽々と。

全部ラミンに沁み込んでますよね、曲が。

本当にファントムやってた人?って思ってしまうロックなシャウトとテンポ。

 

上手下手に日本語字幕が配置されていますが、

四季の歌詞が脳内に自然に浮かぶため、

主要なナンバーは字幕要らず。

My mind is clearer now…♪

→ 私は今わかるのだ~♪

という具合に置き換えが半端なく、

ほとんど日本語で聴いている感覚、不思議。

これは韓国で「アイーダ」を観た時も味わったことで、

四季脳、役に立つ!と思った次第です。

 

What's The Buzz / Strange Thing Mystifying

(何が起こるのか教え給え/不思議な出来事)

 

今後の情勢への不安を訴える弟子たちの叫び。

いやもう、この曲好き過ぎるんですけど、

カッキー(柿澤くん)マイコーと同じ空間で歌ってるとか、

凄いなあと思いながら、やはりノリノリに。

曲を歌うだけのコンサートといえど、

舞台を思い起こさせる立ち位置やアクション、

演技なので蘇ります、あのムード。

 

Everything's Alright

(今宵安らかに)

 

この曲も好き…

弱ってるジーザスを労わる、

マグラダのマリア役セリンダ・シューンマッカーさん、

張りがあるのに清らかな美声、

次のフレーズへ移行する時の声の繋ぎが滑らか過ぎます…

音程まったくブレない、凄い。

そしてルックスが、う、美しい。

スタイルがモデル並みによい。

まだ32歳とのことですが、

成熟した大人の色香が漂う方。

それにしても歌の上手さよ。

 

This Jesus Must Die

(ジーザスは死すべし)

 

ジーザスを亡き者にしようと企むユダヤ教のお偉方、

カヤパ、アンナスらの強力な歌唱が味わえるナンバー。

カヤパの超低音が聴きどころなのですが、

このカヤパに日本から、

LE VELVETS宮原浩暢さんが大抜擢。

激ムズのこの曲にチャレンジされています。

四季でも高井さんなどかなりの低音保有者しかキャスティングされないこの役。

一番低い音域はとても苦しそうでしたが、

ご自身の音域に合った部分はさすがの流暢さ。

高身長にスラっとした精悍なルックス、

決して外国勢に引けを取らない佇まいが素敵。

アンナス役はアーロン・ウォルボールさん。

どんな曲でもこなせそうな縦横無尽な声が素晴らしい!

 

Hosanna

(ホザナ)

 

ジーザスを讃えつつ彼への期待を歌う民衆。

アンサンブルさんたちがとにかくアグレッシブ!

元四季の大塚たかし(俊)さんもいらっしゃいました。

大塚さんは「ミス・サイゴン」でも拝見したことがありますが、

精力的な姿に感動!

ハンドルネーム、ホザナに変えたくなるくらい好きなナンバーです。

 

Simon Zealotes / Poor Jerusalem

(狂信者シモン/哀れなエルサレム)

 

カッキー扮する熱心な弟子シモンのソロ、

熱いアンサンブルに囲まれた、

ロックなシャウトのナンバーですが、

カッキー歌い上げてました!

汗飛び散る熱唱、

狂信的なシモン、見事に歌で演じていて、

こちらまで伝わるパッションに感動。

やるなあ、柿澤くん

 

Pilate's Dream

(ピラトの夢)

 

ローマ提督ピラトの予言的な夢を語る歌。

ピラトナンバーを歌うのは、

かのロバート・マリアン

「ミスター・ミュージカル」の呼称を持つ強力な美声の持ち主です。

響きが声の太さが尋常じゃない。

一瞬で引き込まれます。

この存在感、この後の彼のナンバーに大期待!

 

The Temple

(ジーザスの神殿)

 

ああ、このメロディ、演奏、喧噪、

込み上げてくるものを抑えられません。

群衆の叫び、

マイコージーザスの苦悩とシャウト。

四季版でも一番好きなシークエンスです。

アンサンブルのあの狂気の隊列が見えるようでした。

そして次の名曲への流れ…


 I Don't Know How to Love Him

(私はイエスがわからない)

 

マグダラのマリアによる、

劇中屈指の名曲ですが、

コンサート版でのアプローチは舞台版と違って、

とても力強く感じました。

セリンダの歌唱力が光り、胸に迫る地声の魅力。

本当に滑らかなんです、フレーズ転移が。


Damned for All Time / Blood Money

(裏切り/賞金)

 

激しいギターソロから始まり、

一旦凪いでから、

ロックチューンになだれ込み、ユダパート。

そしてまたスウィンギングなアンナス・カヤパパートに戻るという…

何度聴いても作曲者の懐の深さを感じられずにはいられません。

ユダの苦しみと裏切りまでの心境、

ラミンが超表現してくれてます・・・ラミン

何て人だ…

カヤパの低音がまた求められるナンバーでもあり、

宮原さんの挑戦が続きます。

きっと日々低音域が広がっていくでしょう。

それにしても何と上品なかっこよさ、宮原さん

黒ジャケットの背中の紋章が効いています。

 

虚しく響く

「Well done Judas.…Good old Judas…」の

コーラスで1幕は切なく終わります。

 


 

1幕では歌唱の機会のない、

というか全編通して1曲しか歌わないヘロデ王の

藤岡正明くんも、

何気に最上段で細かく演技。

 

ペテロのテリー・リアムも、

アンサンブル化して2幕での見せ場を待ちます。

 

もちろん、マイコージーザス&ラミンユダ

真骨頂も2幕から…

 

幕間に気持ち整えて、いざ2幕!

 

ああ、

でもこの時点でもうかなり凄いもの観てる感で包まれてました おーっ!

 

いつものことですが、

長くなりましたので2幕の模様は次回に続きます…