こんばんは!


2回目の「夢から醒めた夢」

6/2ソワレにて鑑賞してまいりました 🎡


今日が2回目にして最後の夢醒め ぐすん

1回目 👇
キャストの感想はこちらにたくさん。

この日は、1階9列目、
前回と違って舞台全体を見渡せる距離感。
幕が開いて鈴木涼太さんが登場しただけで、  
感極まって涙目だった初日観劇…
2回目なので、余裕を持って、
演劇としての夢醒めを味わえたような気がします。
(以下一部ネタばれ含みます)

涼太さんの配達人は美しくて、
とてもスッキリした風貌なのに、
表情や語り口は歴代配達人の中でも
実はトップクラスに妖しげな事に
今日初めて気がつきました 🎩
張り付いたような笑顔と目の演技、
今まで見たことない涼太さん!
見た目は妖艶な下村さんや北澤さんのほうが、
出で立ちと演技が合っていて、実はめっちゃ普通だった…
ノーブルな佇まいなのに、
ピコを誘うお顔の胡散臭さがたまりません…
お肌ピカピカですし。

配達人によるファンタジーとしての導入、
これが先の展開にわかりやすく生きてくる。
ミュージカル要素が入ることで、
次の展開への切り替えもスムーズ。
本当によく出来た作品だと思います。

ピコ役の四宮さんは初日より声が出ていて、
明るさあどけなさともに一層磨きがかかっていた。
何よりも台詞が丁寧で明瞭、そして心がこもっている。
それはピコだけではなく、
笠松はるさんのマコも、ほかのキャストの皆さんも同じ。
とても愛おしそうに一つひとつの台詞を大事に放たれます。
ダンサーさんたちは、本当はとても大変な振付なのだろうけど、
いい意味で冷静に丁寧に自分のパートをこなしているように見える。
演出家の教えが徹底しているのもあるでしょうし、
キャストが心からこの舞台を大事に思っていることが伝わってきます。 

また、「夢醒め」を象徴する数々の名曲は、
何度聴いても胸を打つメロディと歌詞、
そして印象的な振付。

遊園地のパレード
いつどんな形で聴いても心が沸き立ち、
前向きになれる大好きなナンバー。
後半テンポが変わるところがまたらなく好きです。

マコの物語
悲しいシークエンスだけど、
 スウィンギングで軽快なメロディ、
泣くとこなのに毎回楽しみな楽曲。
 
二人の世界
シンプルなスモークの中のピコとマコ、
可憐なのに力強いハーモニー。
そして「夢醒め」といえば、
この曲のあのポーズ👩‍❤️‍👩
いつまでも心に残ります。

霊界のシークエンスに入ると、
キャストもたくさん登場しますが、
全員お芝居が繊細で指先にいたるまで神経を張り巡らせて演じてらっしゃる。
さすが、選ばれし面々。
部長役の澁谷さんのコメディセンスが光る!
ヤクザ・暴走族・部長の3人組の息の合い方は、
今まで見た中でベストかも。
「マコを探せ!」のシークエンスの疾走感もたまりません。
今季の「マのつく女の子」の中では
アシダマナコ、今では普通の高校生」が
私的にはヒット。

メソの痛みと過ち、
小さな子どもたちが歌う普遍的な負の歴史、
「死ぬ」ということの意味、
「生」を慈しむメッセージが
とにかくわかりやすく描かれ、
複雑な思考や解読の必要なくストレートに響く。

わずかな時間過ごしただけなのに、
理解し合うピコと霊界の人々。
愛をありがとう」ではやはりこらえられず涙、
ピコの優しさや愛らしさが際立つ。
観ている私達も別れ難くなる愛すべき全てのキャラクターたち。

「夢醒め」を定期的に観たくなるのは、
そんな彼らに会って、胸を熱くし、
素直に涙を流したいからなんだろうなと思うのです。

それから、
苦しいとき、哀しいときは劇場にいらっしゃい
夢の配達人のこの台詞を聞きたいから。

締めくくりの「二人の世界」と、
スポットライトによる演出…
やはりこの日も涙の堤防決壊しました 汗

またいつか、時を置いて、
彼らに会えることが楽しみです。



なんと、この日は👇こちらのピコマコさまたちが
ご観劇されていたとのこと おーっ!

樋口麻美さん、木村花代さんコンビ、
コンビとしては最強のマッチングだったように思います 。
お二人とも夢醒め以外でも大好きでした! 
変わっていないなあ、美しい。
遠くからでも拝見したかったです…