こんにちは!

とても良く晴れた日曜日、
無事再開されたRIG、待望の初生タングラブ

自由劇場での鑑賞は久しぶりです。


私、ロボットものに本当に弱くて、
浦沢直樹さんの「PLUTO」
韓国ミュージカル「メイビー、ハッビーエンディング」などなど、ロボットがフィーチャーされた物語、
大体号泣。
無機質なフィギュアの中に宿る感情を見るだけで、
何だか泣けてしまうのです。
このRIGも、新作発表の段階から、
泣ける気しかしませんでした。
正直、ちょっと観るのが怖かった。
タングが酷い目に合うんじゃないかしら?とか。

動くタング最強、かわゆす♥
目の演技なんて最高〜。
もうもう何でこんなに訴えかけてくるの?

そして、のっけからベンこと田邊真也さんのお芝居に持ってかれます。
相変わらずの巧みな台詞回しと、
やり過ぎない絶妙な感情表現、
何者にでもなれる俳優、田邊真也さんの本領発揮、
正直別格です。
四季の中でも、お芝居だけじゃないオールラウンダーにして、誰もが認めるトップランナー。

そんな田邊さんの演じるベンの必然のタングへの愛。
自分を必要とする何者かに出会えたことで、また妻に離婚を宣言された事で、
止まっていたベンの時間が動き出し、「タングを治す」旅に出ます。

タングはタングでベンと日々過ごす事で、言葉や行動のインプットを重ねて、まるで感情を持っているように進化していきます。

とても自然にその流れが描かれる。
二人の時間が、二人の会話が愛おしくて、常にぐっと来るものを抑えながら見守ります。
出会いって凄い!

もちろん、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」の曲ではこらえきれず涙汗

タングの少ない言葉の中に、ただの古いロボットではない事、固い意志、凛とした風情を宿した生形さん&渡邊さんペア、素晴らしい ビックリマーク

旅の途中の、様々なシークエンスで、
ミュージカル的要素が加えられ、
ちょっとそれは唐突な挿入に思える場もあったのだけれど、とにかくダンスのクオリティが素晴らし過ぎて、目を見張ってしまう。

メインキャストの相原萌さんとか、
萩原さんとか五十嵐春くんとかも加わって、恐ろしいまでにキレてるダンスが繰り広げられる…ちょっとびっくり !
ダンサーチームのスキルが半端ない。
渡邉寿宏くんの「ラブ・ダイバー」のエモーショナルなダンスにときめく。
それに本城さんのあのシャウト、お得感 アップ

萩原さん、萌さん、あゆ美さん、春くん、カイサーくん、野中さん、何役も演じるけれど、どの役もかっこよ過ぎて眼福。
野中さん、何度も違う役で出て来てくれて、
その都度目が離せない存在感 グッド!
でもってあのボスキャラ!

ハギーのスーツ姿、反則… 恋の矢
カイサーくん、コーリーのパフォーマンスにもクラクラ💖
また歌うまくなってます。
五十嵐春くんのソロパートも切ない…
よかった…えーん

贅沢なキャスティングにも程があります…

そして、ベンの妻エイミー役の 鳥原ゆきみさん、
変わらぬ美貌が眩しく、
理知的で、でも感情的な人間らしさも持ち合わせるエイミーにぴったりで、この作品の華 キラキラ
本当はもっと歌ってほしかったくらい。

「タングを治す」旅でベンも治る。
壊れたら治せばいい…
そのコンセプト、涙と共にガッツリ受け取りましたグー
でももうちょい上演時間短くてもよかったかなあせる

今度は斎藤&長野ペアのタング、
絶対観に行きま〜す ほっこり
舞台全体、もう少し細かいところまで観察しなくちゃ!


自由劇場のクラシカルな内装大好きなので、
それだけでもちょっとテンション上がります。