完了検査 | 実際にあったRAQ(めったにない質問と回答)

実際にあったRAQ(めったにない質問と回答)

FAQ(よくある質問と回答)にはない、イレギュラーなケースの経験談が多いので、「そんなアホな」と笑っていただけると幸いです。

 人の言動のうち、「言」は信用していない。その「言」を裏付ける証拠(多くの場合、公的な書類)を見るまでは信用することはない。

とくに「〇〇はしましたか」に対して、

「はい、やりました」などは最も信用できないことの一つ。

 

 例えば、

「建物の完了検査は受けましたか」に対して、

「受けました」

 

 因みに、

「完了検査」とは、建物の建築工事が完了したときに、建築確認申請どおりに工事が行われたかどうかを現地で確認する検査で、合格すると「検査済証」が発行されます。

 

 まぁ、「検査済証」という紙の書類を紛失することはあるだろう。だとしても、「完了検査」を受けていれば、台帳記載事項証明書に記載される。

 

 「完了検査」を受けましたという「言」を信用して台帳記載事項証明書を取りに行くと、「検査済証」の交付年月日が記載されていない(完了検査を受けていない)ことはままある。

 建物の売却、建物を担保にした融資、建物を使用する営業許可など、様々な場面で「完了検査」を受けていないことの不利益が生じる。

 

「言」だけでは信用しないことだ。

 

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ
にほんブログ村