私が幼稚園児の時、親が幼稚園から呼び出された。
私はひらがなすら読めなかったので、靴箱に書いてある名前が読めず、好き勝手な場所に自分の靴を入れる問題児だったようだ(私の記憶にはない)。
そんな私が、今年の4月に小学校に入学するお子さんから、こんな手書きのメッセージをいただくと、もはや嬉しいを通り越して感激する。お礼を言いたいのは、むしろこちらだ。
ありがとうね。今年も頑張るからね。
因みに、幼稚園から呼び出された私の親は、その後、絵本と絵本を読んでくれるソノシートを私に買い与えた。
ちょっと想像してほしい。私はひらがなが読めないのだ。ソノシートが絵本を読んでくれても、私はどこ(どの文字)を読んでいるかがわからない。
え? アナタはソノシートがわからない! これだよ。
しかし、不思議なことに字は読めるようになった。きっと子どもに関心がない親を持った私に同情して、妖精さんが寄り添って字を教えてくれたのだろうと思っている。
たぶん、その妖精さんは幼稚園の担任の先生。だって、クラス写真で私だけが担任の先生の膝の上に抱かれて写っているんだからね。何もできない幼稚園児だったんだろうな。
ま、何もできないのは今でもだけど。