「リスクの神様」ドラマ監修、臭いものに蓋をしない勇気 | 弁護士近藤士起のブログ

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フジテレビ水曜22:00から放送中の連続ドラマ「リスクの神様」について一部監修させていただきました。
次回放送の3話にも監修部分がありますので、もしよければご覧ください。
http://www.fujitv.co.jp/risk_no_kamisama/index.html

ドラマの内容は、アメリカの企業や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決してきた伝説的な危機管理専門家、西行寺智(堤真一)が、日本最大の商社サンライズ物産の危機対策室長に就任し、神狩かおり(戸田恵梨香)と共に数々のリスクに立ち向かうというものです。

もちろんドラマですので、現実離れした部分もありますが、見ごたえのある内容に仕上がっています。

西行寺が「危機は100%回避することはできない」と語るシーン、当たり前のように聞こえますが、本当の意味でこの言葉を理解している人はそう多くないかもしれません。

リスクに正しく向き合うことはとても難しいのです。

特に、日本では、大きすぎるリスクは見ないふりをする傾向があります。
震災の際の原発の一件ではまさにこの悪い面が出たのではないかと思います。

「臭いものには蓋」という言葉もありますが、蓋をして見ないふりをしても、臭いものがなくなったわけではありません。
いつか必ず向き合うことになります。

弁護士をやっていてやるせない気持ちになるのは、相談者が相談に来た時、もう手遅れになっているケースです。

はじめからきちんと書面をつくっていればこんなことにはならなかったのに…
あの時点できちんと損切りができていればこんなことにはならなかったのに…
せめてあと一カ月早く話を聞けていれば最悪の結果だけは避けられたのに…



ドラマを楽しんだ後は、せっかくなので自分の周りにあるリスクについて考えてみてもいいかもしれません。

隠していたことを明らかにして家族、友人、同僚等と話し合うことで解決できるリスクがあるかもしれません。
単純に保険でカバーできるリスクも多いかもしれません。
中には弁護士を入れるべきリスクもあるかもしれません。

ドラマ等で一般的な弁護士像は、問題が起きた後に裁判をするイメージだと思います。
ですが、実は問題が起きる前の仕事も結構しています。

いわゆる予防法務と言われる分野で、そもそも紛争が起きないように事前の合意を書面にするなど明確にしておく仕事です。

もし、自分の周りに大きすぎるリスクがあると感じたら、手遅れになる前に専門家に相談してみてください。
弊所でも相談を受け付けています。

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