「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」
145分:Spider-Man: Brand New Day
■ストーリー
前作『ノー・ウェイ・ホーム』のラストで、ドクター・ストレンジの魔術により全世界の人々から
「ピーター・パーカー」としての存在の記憶を消されたピーター。
愛するMJや親友ネッドにも忘れられ、完全な孤独を抱えながらも、
彼はニューヨークの街を守る“親愛なる隣人”スパイダーマンとして戦い続けていました。
しかしある日、激化する戦いと過酷なヒーロー活動のプレッシャーの中、
ピーターの体に正体不明の異常・DNAの変異が発症します。
身体的な危機と同時に、街には新たな凶悪な脅威が侵攻。
自分を知る者が誰もいない世界で、ピーターは自らの命と大切な人々を守るため、
かつてない試練に立ち向かうことになります。
■みどころ
「孤独」から始まる新たな原点回帰のドラマ
アベンジャーズのサポートやハイテクスーツに頼っていたこれまでのシリーズとは一線を画し、
一人きりでアパート暮らしをしながら手作りのスーツで戦う、
原作コミック本来の“泥臭くも切ないスパイダーマン”のドラマが深く描かれています。
マンハッタンを駆け巡る圧倒的なウェブスウィングとアクション
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を手掛けたデスティン・ダニエル・クレットン監督による
迫力満点のアクション演出が炸裂。
ビル群を縫うように疾走するスパイダーマン視点のアクション映像は劇場の大スクリーンで必見です。
MJ・ネッドとの切ない再会と身体変異の謎
記憶を失ったMJやネッドとの切ない距離感と再会の行方はもちろん、
予告編でも示唆されるピーターの体に起きる「変異(脱皮・脱皮周期)」と新たな姿への変貌など、
一瞬も目が離せないミステリー要素が詰まっています。
■感想
『ノー・ウェイ・ホーム』という大きな節目の後に「これ以上の展開があるのか?」
という期待と不安を抱えて観に行きましたが、見事に期待を超えてくる傑作でした!
誰からも忘れられた青年の切なさと、それでもヒーローであり続ける強い意志を描いたストーリーは胸に迫るものがあります。
派手なマルチバース要素から一転してニューヨークの街並みに焦点を当てたことで、
アクションのキレと重厚なドラマ性が双方際立っていました。
スパイダーマンファンはもちろん、一人の青年の成長劇として誰もが胸を熱くできる一作です。







