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前回は、一手のミスで惜しくも敗れてしまった県アマ名人。


今回はその雪辱戦です。


手合割:飛車落ち
下手:県アマ名人
上手:羽生善治名人(当時)

初手からの指し手

△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二金 ▲4六歩
△4二銀 ▲4七銀 △5四歩 ▲5六銀 △4三銀 ▲4八飛
△3三桂 ▲3六歩 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲5八金右
△6二銀 ▲9六歩 △9四歩(第1図)

手の作戦は、昔からあるオーソドックスな右四間飛車。

▲4八飛と回り、上手の△3三桂が古典的な定跡手順です。


第1図以下の指し手
▲7八銀 △5三銀 ▲8六歩 △5二金 ▲8七銀 △7四歩   

▲7八玉 △6四歩 ▲6八金上 △6三金 ▲3七桂 △7三桂   

▲4九飛 △4二銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △2四歩   

(第2図)

手の作戦の右四間飛車は、囲った後に一気に攻めて

上手陣を攻略しようとするものです。
定跡手順をしっかり覚えれば研究だけで勝てる戦法の反面、

上手からも変化の余地が多くあって、

ヘタな攻めをやると反撃も厳しいので

最近は指す人が少なくなりました。
本局で言えば、

下手が▲4九飛と引いて次に仕掛けますよと言った時、

△4二銀と引いたのが簡単には負けませんよ、

という羽生先生の意思表示。
この手は上手の駒が守りに片寄る反面、

いざ攻めて行ってつぶそうとしても

容易につぶす事が出来ない、いわば定跡外しの一手です。

                       TO BE CONTINUED…


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