大石直嗣六段は、2013年度がスタートしてわずか一カ月の間に
四段から六段に昇段した、のりにのっている若手棋士。
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”ダイレクト向かい飛車”でのおもしろい構想を指していたので、ちょっと紹介。


先手:金井恒太
後手:大石直嗣

▲7六歩 △3四歩  ▲2六歩 △9四歩 ▲2五歩 △9五歩
▲4八銀 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲6八玉 △3三銀
▲7八金 △2二飛  ▲6五角 △7四角 (下図)

将棋・鹿田NOTE(の手) ~3手目▲1六歩からの軌跡~

後手の作戦は、”端歩突き越しダイレクト向かい飛車”。

▲6五角に対して、当然の△7四角。



上図以下の指し手

▲7四同角 △同 歩 ▲7五歩 (下図)

将棋・鹿田NOTE(の手) ~3手目▲1六歩からの軌跡~

▲7四同角の他に、▲4三角成もあるところ。

この▲7五歩に△同歩と取ると、▲6五角と打たれ先手の馬作りが防げないので

△7二飛と振り戻すのが従来の指し方だが…



上図以下の指し手

△7五同歩 ▲6五角 △5四角 (下図)

将棋・鹿田NOTE(の手) ~3手目▲1六歩からの軌跡~

△7五同歩と取った!

この△5四角の意味は…!?



上図以下の指し手

▲8三角成 △2四歩 (下図)

将棋・鹿田NOTE(の手) ~3手目▲1六歩からの軌跡~

なるほどの△2四歩!

▲同歩なら△2七歩からの逆襲!!



上図以下の指し手
▲3六歩 △2五歩 ▲3七銀 △9六歩 (下図)

将棋・鹿田NOTE(の手) ~3手目▲1六歩からの軌跡~

2筋を防がれたら9筋へ…

この指しまわしおもしろい!!

以下は参考棋譜で。


参考棋譜 (将棋の棋譜でーたべーす)

金井恒太 vs 大石直嗣 2009-08-25 順位戦


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