”角交換四間飛車”は、相手の形（突く歩の筋・時期）によって
攻め方・方針が変わる難しくもあり、面白くもある戦法だ。
ここでは、後手が早く△７四歩と飛車のコビンを開けてきた時の
私の指し方を紹介します。
初手からの指し手
▲７六歩 △３四歩 ▲１六歩 （下図）
鹿田システム～３手目▲１六歩～
相手の出方を問う端歩！
上図以下の指し手
△８四歩 ▲６八飛 △４二玉 ▲２二角成 （下図）
▲８四歩ならば、角交換四間飛車へ…
△４二玉に定跡の▲２二角成。
上図以下の指し手
△同 銀 ▲８八銀 △３二玉 ▲７七銀 △７二銀 ▲４八玉
△３三銀 ▲３八玉 △７四歩 （下図）
早目の△７四歩に対しては、”錆刀戦法”の▲２八角からの攻めを狙う。
上図以下の指し手
▲４八銀 △１四歩 ▲６六歩 △４四銀 ▲５六歩 △５二金右
▲５七銀 △４二金上 ▲４八金 △９四歩 ▲９六歩 △７三銀
▲６五歩 △８五歩 ▲６六銀右 （下図）
▲６六銀右で”錆刀戦法”基本型完成！
上図以下の指し手
△５四歩 ▲７五歩 △８六歩 ▲同 歩 △７五歩 ▲同 銀
△２四角 （下図）
この角打ちはありがたかった。
▲８八飛と回りたかったからネ…
上図以下の指し手
▲８八飛 △５三銀 ▲７四歩 △８四銀 ▲６六銀引 △６四歩
▲同 歩 △同 銀 ▲８五歩 △７五銀右 ▲６五歩 △７六歩
▲６四歩 △７七歩成 ▲同 銀 △５七銀 ▲４九金 △６六銀引成
▲同 銀 △同 銀 ▲８四歩 （下図）
このあたりは、双方グズグズ…
△８四銀に▲６六銀引では、▲同銀から▲６六角のが良かったか。
▲８四歩で、指しやすくなったと思った。
上図以下の指し手
△６八歩 ▲５九金左 △５七銀成 ▲６三歩成 △同 金 ▲８三歩成
△５二飛 ▲７三と △同 桂 ▲同歩成 △同 金 ▲７四歩
△６九歩成 ▲同 金 △６二飛 ▲６八歩 △８七歩 ▲同 飛
△６八成銀 ▲７三歩成 △６七飛成 ▲同 飛 △同成銀 ▲６一飛 （下図）
先手優勢。
上図以下の指し手
△５七角成 ▲３一銀 △４一飛 ▲４二銀成 △同 玉 ▲６二飛成
△３三玉 ▲２二角 △２四玉 ▲２五金 △同 玉 ▲２六銀 （下図）
まで95手で先手の勝ち
▲２八角からの攻めは実現しない一局でした。
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