徳島市東山手町一の歯科医師庄野太一郎さん(40)が、
中国煙台市にある医科大・濱州医学院口腔外科の
臨床教授に就任する事になった。


中国では近年、インプラント治療の需要が急増。
「先進技術を学びたい」と中国政府から要請を受けた。


県歯科医師会によると、県内の開業医が
外国の臨床教授を務める例は把握していないが
「稀なケースではないか。」としている。


二月中にも正式に招聘(しょうへい)され、
就任後は定期的に大学を訪れ、

付属病院の口腔外科医師を指導する。


徳島市内の開業医院や所属学会にも中国の医師を招き
年三、四回の学術交流を予定。


昨年四月、山東省国家衛生局から、北海道のコンサルタント業者に
「優秀な歯科医師を、紹介して欲しい。」と依頼があったのがきっかけ。


業者が日米八人の学術論文を送ったところ、
国際インプラント学会指導医の資格を持つ庄野医師の他、
日本の医師三人に10月、就任要請があった。


庄野医師は他の三人と共に一月上旬、大学を訪問し、
日本のインプラント技術や治療の現状等について講演。
学内の施設について説明も受けた。


インプラントは主に欧米で発達してきた技術で、
顎の角度や骨量の違うアジア人に
治療法が合わないケースも少なくないと言う。


庄野医師は
「交流を機にアジア人の骨格にあわせた
新たな治療マニュアル作りに取り組みたい。
日中の医師で連携し、アジア全体の技術向上に繋げたい。」
と張り切っている。


庄野医師は昭和大学歯学部卒。
同大学歯科病院勤務などを経て1999年に開業した。
現在は、南カリフォルニア大学歯学部客員研究員。


濱州医学院は学生数約1万4千人。
煙台市は青島市に次ぐ山東省第二の産業都市で、
経済技術開発区に指定され急速な経済発展を続けている。