スガ シカオ
「僕は社会での居場所のなさから曲を書き始めてるんですよね。
誰にも受け容れてもらえなくて、居場所が無くて。
そこから始まって、音楽を武器に生活を充実させることができたけど、今度はそもそもの武器としてる音楽の居場所のなさが自分の中に大きく入ってきてるのかなって。
常に誰かに認めてもらいたくて、誰かにモテたくてっていう。そのテーマは一貫していると思います。」
1999年11月 BRIDGE
「イベントに出ても16ビートってタテに跳べないんですよ。お客さんがまず止まっちゃうから。
で、音楽的な部分で言えばテンポの遅いディープなファンクこそが、一番ファンクらしいファンクなんだけど。それやるともっと止まっちゃうから、どんどんロック畑からの距離は離れていったかな。
僕が実感したのは日本のメジャーシーンでは、グループに入らないと音楽出来ないんだよね。ロック、歌謡、レゲエ、ヒップホップってグループがあれば、イベントで少しずつ広げていくことが出来ると思うだけど、全く異ジャンルをひとりでやってると、つまりはこういう結果になるんだと思うんですよね。
僕の場合間借り産業ですね。いろんなところの隙間を借りて演奏し、テレビの隙間を借りて出演するってそういう感じで渡り歩いています。
でも間借り出来るのは応援してくれる方がいるからなんですけど。だから積極的にやるようにはしてますね。」