私は研修会で、保険診療は公共事業であると例えたことがありました。
公共事業というのは、国や地方公共団体が行う事業に民間企業が参加して、発注を受けることをイメージしています。
私は、公共事業に参加できる民間企業はたいへん恵まれていると考えていますし、それは、何よりも代金の支払いが確実に行われる保証があるからと思っています。
公共事業に参加できる民間企業というのは、大変限られていますし、一般的に入札が行われるとしても、その入札に参加できる資格、その上で入札で採用されることにもいろいろな条件をクリアしなければなりません。
だから、下請け、孫請けなどになって、公共事業の一端をやらせていただく企業があるのです。
私が個別指導に関する取り組みをするようになって、保険診療でもある程度経営状態を安定化できると考えるのは、保険診療からすると少々無理をしなければならないように感じるようになりました。
当然、個別指導でカルテの点検を受けると、問題点が指摘されることになります。
不当請求や不正請求になってしまっているようにことについての指摘を受けます。
個別指導は保険診療のルール、請求方法に関する指導ですから、自費診療分についてはクリニック、先生と患者さんの間の契約ですので、個別指導ではそこの点検を受けることはありません。
ただし、保険診療と自費診療の混合診療になっていたり、二重請求、不正請求になっているかどうかの点検は受けることになります。
個別指導に不安を感じているのであれば、自費診療を積極的に行えば、個別指導の負担は減らすことが可能ですし、さらに経営的に安定をさせ、経済的な余裕を作ることが可能になります。
保険診療が公共事業であって、その監督官庁である厚生労働省が発注先の企業の仕事に目を光らせていると考えれば、真面目にやっている先生は何も不安を持つ必要がありませんし、インチキをしている先生は当然のこととして戒められることになり舞うs。
私どもの個別指導のホームページのリニューアル、マイナーチェンジを少ししました。
もう少し情報を加えようと考えています。