7月31日


39w4d、妊婦健診にて。

例のユルイ医者に内診され、


「うん、まだみたいだね~

 塩分だけ控えましょう、また来週!」


ドリフのようなフリで診察室を出され、

しょうがないので「まだだから、明日遊びに行く」と母に連絡。


いつも風呂は一緒に入るのに、

風呂の栓をせず沸かしてしまい、湯船がカラ。

これもしょうがないので、ひとりずつシャワーで済ませた。


オリンピックの柔道に熱狂して、これ以上観たら仕事にならんと、

1時ごろ就寝。




8月1日


3:45  

突然目覚める。

うーん、とかうなる感じでもなく。

驚くほど、パチっと。


すると、咳こんでもないのに、

なんかチビっちゃった感じ。

おかしいなあ、と階段を降り、トイレへ。

階段を一段降りるたび、なにかが漏れ出す。

もしかして破水!?


真っ暗な家で、ひとり焦る。


ただ、破水は透明、と聞いていたのに、

どうみても黄色い。

でも尿の色とも違う感じ。

不安になり、夫を起こす。

でも、できるだけ寝かせてあげたいという仏心を働かせてしまい、

起こすのを5時まで待ってしまった。


産院に連絡。

「おしっこかもしれないんですけど・・・」

「とにかく見てみましょう!」


よく考えたらおしっこなわけないよ。

意志とは違うところで一歩歩くたびジョッ、ジョッ、って出るのに(笑)

このときは、ベビ子が出てくることに、心の準備ができてなかったんだと思う。


5:30

受診。

このころにはだらだら羊水が流れ、

完璧に破水と確認。

診察室水浸しにする始末。


しかし、色が黄色い。

羊水って、無色透明じゃないの?


「赤ちゃんにも何らかのストレスがかかっているのかもしれません。

 よくあることですよ。」

となだめられるも、血液検査。

破水してしまったので、抗生剤が処方される。

ちなみに子宮口は1cm開。

NSTでも、ベビ子に異常はない。


ということで、夫には仕事に行っていただいた。


入院した病室が「310」

わたしがとてもスキなスガシカオの曲のタイトルだ。

朝からずっと口ずさんで過ごす。

歌の内容はなんかドロッとしていて、お産には不向きである。



8:30

診察。

眠そうな非常勤の先生。

あ、この人、わたしのおしりのデキモノに驚いて紹介状書いてくれた人だ。

はずかしい、が、わたしもここまで来ましたよ!先生!

子宮口は2cm開と言われる。


あ、お産進んでる!?



午前中は、とにかく眠った。

陣痛が自然についてきたらいいな、と思いながら。

いつしんどくなるかわかんないのでとにかく寝れるだけ寝る。


午後になり、

NSTでは張りが確認されてくる。

間隔8分くらい?

強烈な痛みだけが陣痛だと思っていたけど、

じわじわ張るのも陣痛のひとつなんだなあ。

なんて考える余裕。

でもいきなり8分だったのはびっくりした。



14:00

助産師さんが、お産が進むようにと足湯とマッサージをしてくれた。

気持ちよかった!

相変わらず、黄色の破水が続く。


15:00

このころから、規則的な張りと痛みがやってきた。

全然耐えられるけど、結構つらい。

わたしは腰のほうにくる人だったようだ。

腰をなんかでドツかれてる感じの痛み。

下腹部もちょいちょい痛い。生理痛程度。

間隔は5分以内。
え、もう5分ですか!


20:00ごろまで

母、妹、夫の見舞い。

食事中、会話中でも痛みはきちんと感じるようになった。

NSTは異常なし。

ベビ子は元気だ。




ここまでは、携帯に記録があった。

しかし、ここから先は記録できないほどに悶絶することになる。



破水してるのでもちろん、入浴不可。

「もしかしたら帝王切開かもしれないんだって~!

 たぶん大丈夫だけど~ウフフフフ」

と、なんだかひとりノリの違う妊婦さんが相部屋に入ってきてちょっとヒイたけど、

そんなこと気にしてる余裕ないくらい痛くなってきた。


オリンピックサッカー(男子)を見ていても集中できない。

野人永井、助けてくれ!


やたらトイレには行きたいし、

トイレの往復中にも(近いのに)陣痛が来て立ち止まって息を整える。


このまま深夜を超えられるのか!?

一抹の不安。



8月2日


なんとか、ナースコールを押さずに堪えたいところだが、

深夜2時を過ぎたころ、限界が訪れる。


トイレのついでにナースステーションに寄り、

温かい腰枕をもらうついでのフリをして、

「けっこう、痛いんですけど・・・・・・」

と、助産師さんに泣きつく。


助産師さんに内診してもらうけど、このときは子宮口も2cm-3cmと変わらず。

「まだまだだねー、でも相部屋の人に気使うなら、モニター室で休みますか?」


助産師さんが、NSTモニターの部屋が空いているからとベッドを貸してくれた。

正直ほっとした。

ナースステーションの隣なのをいいことに、

激しい痛みのときは遠慮なくナースコールを押してしまう。


「すみません・・・」


必死に謝りながら、ヘンな姿勢で腰をさすってもらう。


明け方5時ごろかな。

内診してみましょう、と助産師さん。


痛みに顔をゆがめながら内診を受けると、

「うん、5cm開いてる!そろそろだね!」



やったー!!

やっと、LDR入室のお達しが出た。


フラフラなので助産師さんに自室の荷物をまとめていただく。

申し訳ない・・・でもほぼ、意識があいまいだった。


LDRに入り、陣痛(たぶん2-3分間隔)の合間に夫に電話。

「LDRに入ったから、来てね!」


ベビ子えらい!

一晩、ちゃんとお父さんを寝かせてくれた。


6:30ごろ

夫が到着。

ここから、助産師さんにたくさん助けられながら、

夫婦の出産が始まった。